食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03210020475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、輸入松の実ロットから苦味で味覚障害を引き起こす原因物質を検出する検査プロトコルについて意見書を提出 |
| 資料日付 | 2010年9月21日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、苦味が出て味覚障害を引き起こしている中国産輸入松の実の分析検査実験プロトコルについて、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2010年7月26日付で意見書を提出した。 2008年夏以来DGCCRFや(フランス)薬物毒物中毒治療センター(CAPTV)に松の実に苦味があるとの苦情が届くようになった。症状は最初に松の実を摂取したときにはなく、摂取後3日後に遅れて現れ、食事毎に苦味が強く感じられるが、この苦味(味覚障害)は数日から更には一週間ほど継続する。 松の実についてフランスやEUで実施した分析検査では汚染が指摘されたロットの(苦味に関する)化学汚染物質の存在を明らかにできなかったが、ある種のマツ由来の松の実、特にPinus armandii(中国白マツ:タカネゴヨウ)について疑いが出てきた。 国連食糧農業機関(FAO)によると約30種の松の実が食用になる。松の実で最も多く市場で流通しているのは次の種である:P. pinea (ヨーロッパ)、P. gerardiana (パキスタン、インド)、P. koraiensis (中国、韓国、日本)等。 しかし、FAOに食品として登録されていないアジア種の松の実の幾つか、特にP. armandii、P. massoniana (中国アカマツ)等がEUに輸入される可能性がある。 2008~2010年に実施された調査では中国産の松の実が原因との疑いを示している。これらの種のうちでPinus armandiiはFAOによって食用とは認められていない。この種を取り除くことで、とりあえずは消費者暴露リスクを減少することができると考えられる。 松の実ロットの検査方法としては(1)P. armandiiの松の実が小さい(長さ10~15 mm)ので目視による選別検査、(2)Pinus属に典型的なΔ-5脂肪酸組成プロファイル分析に基づく化学分析、(3)Pinus属のさまざまな種を同定する唯一の方法である遺伝学的分析などが考えられる。 目視選別及び篩選別だけでは不十分なので、ANSESは直接使える唯一の方法として脂肪酸組成(Δ-5不飽和脂肪酸、特にタキソール酸、ピノレン酸、シアドン酸等)プロファイル化学分析法をこのアプローチに付け加えることを提案する。 結論としてANSESは: (1)苦情届出が減少傾向にあることに注視している。 (2)短期的には苦味の原因物質を特定することは困難であると考える。松の実については、中国から入った種、特に中国産のP. armandiiが原因であることが強く疑われるが、確定するに至っていない。FAOによるとP. armandiiは食用松の実を生産する松の種としては登録されていない。 よってANSESは下記について勧告する: (1)FAOによって食用として登録されている種類のみ輸入するように監視すること。 (2)消費者の苦情届出の傾向をフォローすること。 (3)目視による検査も実施すること(小粒の実を調査する)。 (4)FAOによって登録された種に関して、輸入ロットの松の実の種の確認にDestaillats指標を使うことの妥当性を評価すること。 ANSESはPinus属のマツの種の同定に遺伝子を用いる方法の開発を進めるよう勧告する。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | http://www.afssa.fr/Documents/RCCP2009sa0289.pdf |
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