食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03200240149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分スピロテトラマトの各種作物に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2010年7月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月1日、農薬有効成分スピロテトラマト(Spirotetramat)の各種作物に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書(2010年6月29日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 広範囲の輸入作物(綿実、大豆、生鮮さやえんどう及びえんどうまめ、生鮮さやいんげん及びいんげんまめ、アボカド、グアバ、レイシ、パパイヤ、キウイフルーツ、マンゴー、乾燥いんげん豆及びえんどうまめ)に対する基準値の設定がオーストリアに申請された。米国、メキシコ、カナダ、チリ、ニュージーランド及び豪州で認証された農業生産工程管理(GAP)に適応するため、当該作物に対する既存の基準値(いずれも定量限界の0.1mg/kgに設定)を上方修正する必要がある。
2. EFSAは、評価担当加盟国(EMS)のオーストリアが作成した評価原案(evaluation report)及び報告担当加盟国(RMS)としてのオーストリアが作成した評価報告書素案(DAR)に基づき、以下の結論を出す。
3. スピロテトラマトの代謝が綿、レタス、ばれいしょ及びリンゴに対する葉面散布によって調べられた。4種類の作物グループが利用可能な試験データによって取り扱われており、全植物産品中における規制対象及びリスク評価に関連する残留物としてスピロテトラマト及びその4種類の代謝物(BYI 03380-エノール、BYI 03380-ケトヒドロキシ、BYI 03380-モノヒドロキシ及びBYI 03380-エノール-グルコシド) の総量をスピロテトラマトに換算したものとRMSによって定義された。
4. スピロテトラマトの毒性学的プロファイルがピアレビューで調べられ、RMSが一日摂取許容量(ADI)を0.05mg/kg体重/日、急性参照用量(ARfD)を1.0mg/kg体重とする提案を出した。
5. 欧州のいずれの食習慣においても消費者の長期摂取による懸念は確認されなかった。検討対象の作物に対するスピロテトラマトの基準値案に関して消費者の急性摂取による懸念は確認されなかった。
6. 検討対象の作物に対する基準値案は、消費者の摂取に対する懸念を引き起こさないため、容認できるとEFSAは結論づける。規制対象の残留物定義をスピロテトラマト及びBYI 03380-エノール、BYI 03380-ケトヒドロキシ、BYI 03380-モノヒドロキシ及びBYI 03380-エノール-グルコシドの総量をスピロテトラマトに換算したものとして、当該成分の基準値案(キウイフルーツ:0.3mg/kg、レイシ:15mg/kg、アボカド:0.7mg/kg、大豆:3mg/kg、綿実:0.3mg/kgなど)をEFSAは勧告する。
7. EFSAはDARをまだピアレビューしていないため、本意見書で出された結論は暫定的なものであり、ピアレビューの確定後に再検討される可能性がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1665.pdf
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