食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03191260188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、魚を食べることの便益とリスクについて意見書を提出 |
資料日付 | 2010年7月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、魚を食べることの便益とリスクについて保健総局(DGS)から諮問を受けて2010年6月14日付けで意見書を提出した。 1. 魚を食べることの便益 ・魚は長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸(Ln-3 PUFA)、脂溶性ビタミン(A、D、E)、水溶性ビタミン(B6、B12)、ミネラル類、微量栄養素(カリウム、リン、セレン、ヨード、鉄分及び亜鉛)の優れた栄養源であること ・Ln-3 PUFA、特にエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)、及び魚類の摂取が心臓病リスクや脳の発達と機能などヒトの健康に及ぼす影響はよく知られているところである。 ・但し、魚種、漁獲シーズン、繁殖期、魚の餌によって魚に含まれる脂肪とLn-3 PUFAの量は大きく異なる。 2. 魚を食べることのリスク ・魚はダイオキシン類、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、メチル水銀(MeHg)の食品暴露の主要暴露源であると考えられている。 ・生体内蓄積が高いとされている魚種では、高いレベルのPCB汚染が観察されている。 ・中枢神経系は、周産期において特にMeHgやPCBなどの化学汚染物質の毒性作用に対して非常に脆弱である。 ・子供にダイオキシン類、PCB、MeHgの過剰暴露リスクがある。 ・魚種や産地によって汚染レベルが大きく異なる。 3. 推奨 以上のことからAFSSAはバラエティに富む食事という枠組みでフランス人全体について、週2回の魚料理の食事すること、及びその内の1回は魚種や産地(天然、養殖、漁獲海域など)を変えてEPAやDHAに富む魚料理の食事をすることを推奨する。この食事で化学汚染物質過剰暴露リスクを限定的に抑制しつつ栄養所要量を適切に満たすことができる。 出産可能年齢の女性、妊娠女性、授乳期の女性及び3歳未満の子供、女児、思春期女子に関しては用心のために、PCB生体内蓄積する魚種、特にウナギ、バーブ、ブリーム、コイ、ナマズなどの摂取を避けたほうが良い。 妊娠女性、授乳期の女性及び3歳未満の子供に関しては天然肉食魚類の摂取を制限し、用心のためにメカジキ、カジキ、ツノザメ、サメ、ヤツメウナギはMeHGリスクがあるので避けたほうが良い。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/RCCP2008sa0123.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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