食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03190960160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、サバ科魚類の食中毒(scombrotoxic fish poisoning)に関し助言
資料日付 2010年8月13日
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概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は8月13日、この夏、マグロ、サバ、ニシンなどサバ科魚類の食中毒事件(scombrotoxic fish poisoning)が多数発生していることを受け、仕出し業者や消費者に対し適切な魚の冷蔵に関し助言を行った。
 サバ科魚の食中毒は、マグロ、サバ及びニシンを含む魚種の摂取に関連しており、魚や魚製品が適切に冷蔵されていない場合に発生する。温度が高いと細菌が増殖し、ヒトが摂取した場合に疾病を引き起こす濃度のヒスタミンと呼ばれる化学物質を産出する。魚を加熱調理してもヒスタミンは破壊されない。
 6月末から7月末までの期間に英国健康保護局(HPA)に対しサバ科の食中毒が4件報告され、10人の患者が出た。これら症例の全ては仕出し施設が係わっており、劣悪な食品取扱いまたは不適切な冷蔵により引き起こされたものとみなされる。
 症状はアレルギー症に類似しており、皮膚発疹、低血圧、嘔吐、下痢などである。また、頭痛、目眩、動悸及び腹部の痙攣もある。症状は問題の魚を摂取した10分後に起こり、重症の場合には緊急の治療を必要とする可能性がある。通常24時間以内に回復する。
 FSAは、仕出し業者及び消費者に対し以下の点について助言する。
1. 魚を出来るだけ早く(蓋付き容器に収めて)冷蔵庫ないし冷凍庫に入れ、冷蔵庫ないし冷蔵陳列装置の温度を5℃以下に、また冷凍庫を最低零下18℃に設定する
2. 魚を冷蔵庫内で一晩かけて解凍するか、或いはもっと速く解凍する場合には、電子レンジを使用する。「解凍」設定にし、魚が氷状態であるが柔かくなったら停止する
3. 魚を取扱う前と後に十分に手を洗う
4. 信頼出来る店から魚を買う
 HPAの関連情報、「英国におけるサバ科魚類食中毒の集団発生最新情報」は下記のURLから入手可能。
http://www.hpa.org.uk/hpr/archives/2010/news3210.htm#scromb
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2010/aug/sfp
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