食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03190290149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分キノキシフェンのホップに対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2010年4月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月30日、農薬有効成分キノキシフェン(Quinoxyfen)のホップに対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書(2010年4月27日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 英国が報告担当加盟国(RMS)としてキノキシフェンの輸入ホップに対する残留基準値の設定を求める申請を受けた。当該申請は、米国産ホップの国際貿易の必要性を満たすため既存基準値の上方修正(0.5→3.0mg/kg)を求めている。
2. 2010年1月12日にデータギャップが特定され、EFSAは残留基準値案について結論を出せず、消費者のリスク評価を行うことができなかった。輸入国で認証された農業生産工程管理(GAP)を反映したホップの条件指定作物残留試験が求められた。
3. EFSAは、英国が作成した評価原案(evaluation report)、評価報告書素案(DAR)、ピアレビューの枠組みで作成された追加報告書、並びに、キノキシフェンに関するFAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)の報告書に基づき、以下の結論を出した。
4. キノキシフェンの毒性学的プロファイルがピアレビューの枠組みでRMSによって評価され、一日摂取許容量(ADI)を0.2mg/kg体重/日と算定するデータは十分であった。当該化合物の低い急性毒性のため、急性参照用量(ARfD)値は不要であった。
5. ピアレビューにおいて、植物中のキノキシフェンの代謝を小麦で評価した。ぶどう及びてんさいにおける追加の代謝試験がJMPRによって評価され、評価原案で言及されている。親化合物のキノキシフェンが規制対象及びリスク評価のための残留物定義として提案された。
6. 輸入ホップに対する基準値設定の妥当性を支持するため、ホップにおける計4種類の条件指定作物残留試験のデータが提出されたが、いずれも米国の認証されたGAPを正確に反映するものではなかった。このデータ欠損のため、信頼できる消費者リスク評価を行うために必要な収穫時におけるホップ中のキノキシフェン残留物の推定量及び条件指定作物残留試験における中央残留値(STMR: Supervised Trial Median Residue)の算出が不可能であった。
7. 米国のGAPを反映したホップに対するキノキシフェンの残留基準値を算定するには、利用可能な知見及び試験データが十分ではないとEFSAは、EU法令に従って、結論づける。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1594.pdf
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