食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03190130149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価94:脂肪族アミン類及びアミド類のJECFA評価を検討した科学的意見書を公表
資料日付 2010年5月26日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月26日、香料グループ評価94 (FGE.94):脂肪族アミン類及びアミド類のJECFA評価を検討した科学的意見書(2009年9月23日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本検討対象の脂肪族アミン類及びアミド類の12物質は、欧州で食品に使用される香料物質として登録されており、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の第68回会合で評価された。
2. JECFAが評価した当該12香料物質のうち6物質についてin vitro及びin vivo試験の遺伝毒性データが利用可能であり、本香料グループの物質について遺伝毒性の懸念は示されなかった。
3. 科学パネル(CEF)は、当該12物質のうち9物質にJECFAの評価手順を適用したJECFAと同意見である。当該パネルは、JECFA による3物質へのJECFA手順の適用について、以下の理由で賛成しない。
4. JECFA は、2物質のそれぞれについて十分な安全マージンを算出するため、ラット28日間試験から得た無毒性量(NOAEL)を用いた。しかし、当該パネルの経験によれば、安全マージンの算出には、90日間以上の試験から得た結果を用いることが望ましい。
5. JECFAは、3-(3
,4-Dimethoxy-phenyl)-N-[2-(3
,4-dimethoxyphenyl)-ethyl]-acrylamide (FL-no: 16.090)の十分な安全マージンを出すため、(香料グループ評価86で検討された)N-ナノイル-4- ヒドロキシ-3-メトキシベンジルアミドのラット90日間試験から得たNOAELを用いた。しかし、この物質は、FL-no: 16.090の安全マージンを確認する物質として用いるには構造的に十分類似していないと当該パネルは考える。
6. このため、3物質について香料物質として評価する前に追加の毒性データが必要であると当該パネルは結論づけた。
7. 12物質のうち10物質について、業界から使用量が提供されている。食品摂取量と香料添加率から推定するmTAMDI法(Modified Theoretical Added Maximum Daily Intake)によって算出した9物質の推定摂取量は、各物質が属する構造クラスの懸念を引き起こす閾値を超えている。これらの9物質について、さらに確かなデータが必要である。そうした追加データに基づき、JECFA手順を用いて当該香料物質を再検討することが望ましい。JECFA手順で評価された12物質のうち残る2物質について、さらに精査した暴露評価が必要な香料物質の特定を目的としたmTAMDI法による推定摂取量算出のための使用量が必要である。
8. したがって、12物質のうち7物質について、当該パネルは評価を保留する (追加の毒性データが必要、及び/又は、規格及び/又は異性に関するデータ欠損のため)。残る5物質について、当該パネルは、香料の年間生産量から推定するMSDI法(Maximised Survey-derived Daily Intake)に基づくJECFAの結論「香料物質としての推定摂取量において安全性に懸念はない」と同意見である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1338.pdf
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