食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03180620450 |
タイトル | Eurosurveillance:2010年7月8日号の食品安全の関連記事 |
資料日付 | 2010年7月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance 7月8日号(Eurosurveillance , Volume 15 , Issue 27 , 08 July 2010 )に掲載された食品安全の関連記事及びそのURLは以下のとおり。 1. イングランドにおけるヒトのリステリア症(2001~2007年):貧困地域との関連性 (1)リステリア症は、まれではあるが、主として妊婦、胎児、新生児、高齢者及び免疫機能低下者の健康を損なう重篤な食品媒介性疾患である。当該疾患の高い死亡率にもかかわらず、その社会経済的な決定要因については詳しく研究されていないため、当該疾患に関連して存在する可能性がある健康格差について明らかになっていない。 (2)2001年~2007年にイングランドで報告されたリステリア症例に関する試験所のサーベイランスデータを、患者の居住地の郵便番号を用いて、貧困の指数及び母集団データに結びつけた。対象集団の人口規模について調整しながら、貧困度の五分位数の増加に対応する発症率を一般化線形モデルで算出した。リステリア症発生率において観察された差異を定量化するために、患者の食品購入及び摂取データを詳細に調べ、一般住民による食品購入に関する市販の母集団データと比較した。 (3)全ての患者集団において、イングランドのリステリア症発生率は最も裕福な地域と比較した場合、最も貧困な地域で一番高かった。患者は一般集団よりもコンビニエンスストアや地域の店で食品を購入することが多かった。患者のリスクプロファイルは、貧困地域の増加と共に変化した。 (4)平均寿命及び食品価格の上昇によって、「食の貧困」は将来における食品媒介疾患のますます重要な要因になりうる。 http://www.eurosurveillance.org/images/dynamic/EE/V15N27/art19609.pdf 2. イングランド及びウェールズの少数民族における妊娠に関連したリステリア症の出現 (1)リステリア症は、頻度は少ないが、主として妊婦、胎児、新生児、高齢者及び免疫機能低下者の健康を損なう重篤な食品媒介性疾患である。1980年代の大規模な集団発生の後、英国において特定の食品安全に関する助言が妊婦及び免疫機能低下者に提供された。2008年に欧州東部の女性2人にまだ関連づけられていない妊娠に関連したリステリア症が同時に起きた後、イングランド及びウェールズの妊娠に関連したリステリア症における民族性の役割について2009年に精査された。 (2)全国リステリア症サーベイランス計画に報告された症例は、患者の名前に基づき、少数民族に属する「少数民族」と「非少数民族」に分類され、傾向が調査された。 (3)2001年~2008年にイングランド及びウェールズにおいて1 ,510例のリステリア症例が報告され、その12%が妊娠関連症例であった。少数民族と分類された妊娠関連症例の割合は、2001年~2008年の調査期間において16.7%から 57.9%に著しく増加した(傾向に対するカイ二乗検定 p値=0.002)。2006年、2007年及び2008年の少数民族集団における報告された発生率は、非少数民族の集団における発生率より高かった(2006年:相対危険度(RR)2.38、95%信頼区間(CI) 1.07~5.29、2007年:RR 3.82、95% CI 1.82~8.03、2008年:RR 4.33、95% CI 1.74~10.77)。こうした影響は、母集団として外挿法で推定した出生数を用いた2009年1月~9月のデータ解析においても示された。 (4)イングランド及びウェールズにおいて近年増加した移民及び/又は経済移民が、妊娠に関連したリステリア症リスクを有する集団像を変えている。リスクコミュニケーション方策の目標を適切に定めるため、こうした変化を考慮に入れる必要がある。 http://www.eurosurveillance.org/images/dynamic/EE/V15N27/art19610.pdf 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.16/2010(2010.07.28)P15~16 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/images/dynamic/EE/V15N27/V15N27.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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