食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03180430149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ジメトモルフの各種作物に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2010年5月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月21日、農薬有効成分ジメトモルフ(Dimethomorph)の各種作物に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書(2010年5月20日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. ジメトモルフの意図された使用に適応するため、各種作物に対する既存の基準値の上方修正(たまねぎ、にんにく、らっきょう:0.1→0.2mg/kg、なす:定量限界の0.05→0.5mg/kg、アーティチョーク:定量限界の0.05→2.0mg/kg) が申請された。 2. EFSAは、評価担当加盟国のフランスが作成した評価原案(evaluation report)、ジメトモルフのピアレビューにおけるEFSAの結論、並びに、ドイツが作成した評価報告書素案(DAR)に基づき、以下の結論を出す。 3. ジメトモルフの毒性学的プロファイルがピアレビューで評価され、一日摂取許容量(ADI)を0.05mg/kg体重/日及び急性参照用量(ARfD)を0.6mg/kg体重と算定するデータは十分であった。 4. 3種類の作物類(葉菜類、果実及び果菜類、並びに、根菜及び茎菜類)について、植物中におけるジメトモルフの代謝が評価された。ジメトモルフの分解は限られていたため、親化合物が規制対象及びリスク評価のための残留物定義として設定された。 5. EFSAの残留農薬摂取量の算出モデル(PRIMo)に組み込まれた欧州のいずれの食習慣においても長期摂取による懸念は確認されなかった。食事経由の推定総摂取量はADIの7.4~36.2%の範囲であった。ジメトモルフに対する消費者の推定総暴露量への検討対象作物の寄与は非常に低く、ADIの0.1%未満であった。検討対象の作物に関して、EFSAのPRIMoに組み込まれた欧州のいずれの食習慣においても急性摂取による懸念は確認されなかった。アーティチョークからの推定摂取量は、設定されたARfDの最大で3.8%、なすからは同0.8%、たまねぎからは同0.7%、にんにく及びらっきょうからは同0.1%未満であり、消費者の最も高い急性暴露量でも低かった。 6. したがって、にんにく、たまねぎ、アーティチョーク及びなすに対する意図された使用によって許容できない量の残留物を引き起こすことはないとEFSAは結論づけ、規制対象の残留物定義をジメトモルフとして、基準値の修正案(にんにく、たまねぎ、らっきょう:0.15mg/kg、なす:0.3 mg/kg、アーティチョーク:2.0mg/kg)を勧告する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1622.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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