食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03180030149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料中の非ダイオキシン様PCBのモニタリング結果に関する科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2010年7月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月30日、食品及び飼料中の非ダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル類(NDL-PCB)のモニタリング結果に関する科学的報告書(2010年7月22日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 非ダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル類(NDL-PCB)は、環境及びヒトの体内に蓄積し、広範囲な健康影響に関連づけられている残留性有機化合物である。PCBの加工及び流通は、1980年代後半からほとんどの工業国で禁止されているが、電気製品や建築塗料、シーラント及びPCBを含有する廃棄物処理場から依然として環境中に放出されうる。欧州委員会は2002年、食品及び飼料中のダイオキシン類及びPCBの存在を低減するために取る措置のリストを定め、加盟国は当該物質による汚染状況をモニターするよう勧告された。 2. 1995年~2008年にEUの18加盟国、アイスランド及びノルウェーにおいて計12 ,563件の食品及び飼料検体が収集され、指標となる6種類のNDL-PCB(PCB-28、52、101、138、153及び180)の生成の詳細な分析のために保持された。 3. 全体的には、個々のNDL-PCB異性体の分析結果の18.8%が定量限界(LOQ)未満であったが、各異性体の分布は食品群や飼料群によってかなり異なった。PCB-153及びPCB-138がもっともよく検出された異性体であった。食品において、平均汚染濃度が最も高く観察されたのが魚類及び魚類由来製品で、その次に卵、乳及びそれらの製品、陸生動物由来の食肉及び食肉製品と続いた。最も低い汚染濃度は、植物由来食品中に観察された。飼料にも類似したパターンが認められ、魚類由来製品を含有する飼料に高い汚染濃度が報告され、植物又はミネラル由来の飼料には、比較すると非常に低い汚染濃度が報告された。 4. 6種類のNDL-PCBの総量は、12種類のダイオキシン様PCBの総量の平均して5倍に近似していた。この関連性は食品群によって異なり、恐らく検体の由来食品及び汚染源に関係があるとみられる。数種の食品及び飼料グループの汚染濃度に、各国固有の部分集合が認められた。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.17/2010(2010.08.11)(化学物質)p7 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1701.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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