食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03180010149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中のフラン濃度のモニタリング結果の更新に関する科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2010年7月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、食品中のフラン濃度のモニタリング結果の更新に関する科学的報告書(2010年7月22日付け)を7月30日に公表し、8月2日に更新した。概要は以下のとおり。 1. フランは、加熱処理された様々な市販食品中に生成され、食品の官能的性質に寄与する。フランに発がん性のあることが動物実験で示されている。欧州委員会は、食事を経由したフラン暴露量の確度の高い推定を可能にするため、加熱処理された市販食品中のフラン濃度に関するデータ収集を加盟国に求めた。 2. EFSAは、収集されたデータの初期の解析結果を、2009年の報告書にまとめた。本報告書は、追加データを集積データに加え、18ヶ国が2004年~2009年に検体抽出した食品中のフラン含有量の分析結果は現在4 ,186件に及ぶ。 3. コーヒー中のフラン濃度が最も高く、平均濃度は製品の種類によって異なり、インスタントコーヒーで602μg/kg、焙煎コーヒー豆で3 ,611μg/kgであった。また、焙煎したコーヒー挽豆中に最高濃度の6 ,900μg/kgが見出された。非コーヒー製品の食品分類における平均濃度は、「乳児用調製乳」類の3.2μg/kgから一部の「ベビーフード」類の40μg/kgの範囲であった。非コーヒー製品の食品分類に見出された上位の最大濃度は、「ベビーフード」の224μg/kg及び「スープ類」の225μg/kgであった。最大値が100μg/kgを超えるフラン濃度が穀類加工品(puffed rise)のような穀類製品、鯖や鰯のトマト煮のような魚類製品、アヒル肉とレンズ豆又はウサギ肉とプルーンの缶詰のような肉製品、並びに、トマトスープやグレービー(肉汁)のようなスープ類中に見出された。乳を主成分とする加工食品には、低い平均値のフラン含有量が示された。 4. 成人及び乳児向けの加熱処理された様々な市販食品中にフランが存在すると結論づけることができる。加盟国による将来のフラン試験は、利用可能な試験結果が限られている食品製品を対象にすることが望ましく、また、可能な場合には、同じ検体を購入時と摂取時に分析し、正確な加熱調理時間や加熱温度及び処理に関する情報を示すデータを含むことが望ましい。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.17/2010(2010.08.11)(化学物質)p7 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1702.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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