食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03171010305
タイトル EU、欧州議会議員がクローン動物由来食品の禁止を求めた旨を公表
資料日付 2010年7月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  EUは7月7日、欧州議会議員(MEP)がクローン動物由来食品の禁止を求めた旨を公表した。概要は以下のとおり。
1. MEPは同日、新開発食品法令について採決した際に、クローン動物由来食品に対して禁止を求める姿勢を新たに示した。また、MEPは、ナノテクノロジーを用いた食品の潜在的な健康リスクを排除することができるまで、当該食品の販売について一時停止期間を求めた。
2. 新開発食品(新しい製造加工法による食品もしくはEU域外でのみ伝統的に摂取されている食品)は、1997年から規制対象になっている。欧州議会(EP)は同日、EFSAによるリスク評価を用いて新開発食品の認可手続きを簡略化する法案を可決した。しかし、MEPは、クローン動物及びナノテクノロジーの食品への使用について特別の懸念を強調した。
3. 現在、クローン動物由来の乳製品及び食肉に特化して許可又は禁止するEU法令はない。欧州委員会(EC)及びEU理事会は、クローン動物由来の食品を新開発食品法令で規制しようとしたが、MEPは当該法令からクローン動物由来食品を除外した。MEPは、その代わりに、クローン動物及びその後代に由来する食品の販売を当面停止した上で明確に禁止する新規EU法令の上程を求めた。
4. EPは、ナノサイズの食品成分及びナノテク加工による食品を新開発食品規則の対象にすることに同意した。さらに、EPは、ナノテクノロジーが食品及び食品包装に既に使用されているのではとの懸念を表明し、ナノテク加工あるいはナノ成分について特別にデザインされたリスク評価によって安全が確認されるまで、ナノテク加工食品の販売を一時的に禁止する期間を求めた。認可されたいずれのナノ成分も、食品表示で明記されることが望ましい。
5. 遺伝子組換え飼料で飼育された動物由来の食品にラベル表示の義務づけを求める修正案は、MEPの過半数によって否決された。
6. EU理事会が、欧州議会の第2読会(訳注:再審議)における議会の意見を受け入れない場合、調停手続きによって意見の一致が求められる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://www.europarl.europa.eu/news/public/focus_page/008-76988-176-06-26-901-20100625FCS76850-25-06-2010-2010/default_p001c009_en.htm
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。