食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03170940110 |
タイトル | カナダ保健省(Health Canada)、経口鉄サプリメントと皮膚反応及び過敏反応などの副作用を公表 |
資料日付 | 2010年7月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省(Health Canada)は、7月19日、1965年1月1日~2009年12月31日の間に、経口鉄サプリメントとの関連が疑われる108件の皮膚反応及びその他過敏反応の報告が寄せられたことを報じた。 これらの反応には、発疹や蕁麻疹などの皮膚反応及び皮下反応、アナフィラキシーを含め、心臓血管や呼吸器官など多系統に渡る反応なども含まれている。報告された症例のうち24件は重症だと考えられ、そのうち8件は鉄のみのサプリメントに関連しており、他の健康食品への暴露は無かった。鉄サプリメントと他の健康食品を併用していた患者もいたが、これらの健康食品には副作用との関連が見られなかった。 深刻な副作用が報告された残り16件のうち、1件はスティーブンス・ジョンソン症候群患者であり、グルコン酸第一鉄、アセチルサリチル酸、プレドニゾン及びケトロラクトロメタミンを含む健康食品との関連が疑われている。また、1件の致命的な症例は、グルコン酸第一鉄、クロルプロマジン及びフロセミドを含む健康食品との関連が疑われる循環系及び呼吸器系虚脱が報告されている。 鉄のみのサプリメントに関連した深刻な皮膚及びアナフィラキシー反応は、これまでにも公表されており、オランダ薬剤監視センターも経口鉄塩に関連する皮膚反応の報告を受けている。 着色料(例:アゾ染料サンセットイエロー)の賦形剤に対する過敏反応を含め、鉄を含んだ経口製品への反応もその他の要因として考えられる。さらに、患者は他の健康食品やマルチビタミンなど鉄以外の栄養素も含む多成分健康食品を使用しているため、鉄との関連性を評価するのが困難な場合も数件あった。 今後とも、医療関係者及び患者は、経口鉄サプリメントに関連する過敏反応には十分に注意し、副作用の発症が疑われた場合、カナダ保健省に報告するよう奨励している。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.16/2010(2010.07.28)(化学物質)p14-15 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省(Health Canada) |
情報源(報道) | カナダ保健省(Health Canada) |
URL | http://www.hc-sc.gc.ca/dhp-mps/medeff/bulletin/carn-bcei_v20n3-eng.php#orl |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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