食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03170730188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、動物飼料の有害物質及び有害製品の最大濃度規定に関する省令案について意見書を提出
資料日付 2010年6月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、動物飼料の有害物質及び製品の最大濃度を定める欧州議会及び欧州委員会指令No2002/32/ECの付属書-Iを改正する2009年11月23日付欧州委員会指令No.2009/141/ECをフランス国内法化する省令案について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2010年5月31日付で意見書を提出した。
 2009年11月23日付欧州委員会指令No.2009/141/ECは有害物質のヒ素、テオブロミン(アルカロイド)、キダチチョウセンアサガオ(Datura spp.:スコポラミン、ヒヨスチアミン)、トウゴマ(Ricinus communis L.:リシン)、ハズ(Croton tiglium L.:クロトン酸ほか)、トウアズキ(Abrus precatorius L:毒性たん白質アブリン)の最大含有量を変更するものである。
 欧州委員会指令をフランス国内法に移す法案に対するAFSSA のコメントとして結論づけたテオブロミンの変更点は以下のとおり。
・一般最大含有量の300 mg/kgは維持する。
・成牛に対する例外措置の最大含有量の700mg/kgは廃止し、成牛用の飼料についても一般最大含有量を適用する。
・最大耐容含有量を豚で200 mg/kgに、犬、ウサギ、ウマ及び毛皮用家畜については50 mg/kgに低減する。
 反すう動物に関しては、EFSAのリポートが幾つかの実験について記しており、テオブロミンの用量が15 mg/kg生体重を超えると乳牛の乳の脂肪比率が上がり、生産量が減少したことを明らかにしている。体重が600 kgの乳牛では摂取量9
,000 mg/日となり、乾燥飼料(DM)の最大摂取量を25 kg(水分12%の飼料28.4 kg)とすると、飼料1kgに対してテオブロミン320 mgとなる。
 カカオ豆の殻やカカオの搾りかすは乳のたん白質含有率を改善するために酪農家で普通に使用されているものである。カカオ豆の搾りかすのテオブロミン含有率は33 g/kg、即ち乾燥飼料でテオブロミン含有率が37 g/kgに達する可能性が出てくる。現状では300~400 g/日の量のカカオ豆搾りかすが普通に畜産農家で使用されているのに、この飼料の乳牛用1回分の給餌への混入率は0.9%/給餌量を超えてはならないことになる。即ち日常的に摂取する1日あたり乾燥飼料(DM)20 kgにつき200 g/日以下となってしまうのである。カカオ豆のテオブロミン含有量は17 g/kg、即ち乾燥飼料では19 g/kgとなり、これで畜産研究所が推奨する400 g/日と比べると混合率は1回当たり給餌量の1.75%、即ち平均で乾燥飼料の約350 gでしかない。
 AFSSAは、カカオ豆殻とカカオ豆絞り粕が日常的に乳牛飼育場で使用されることを考慮して、乳牛のテオブロミンに対する補足耐容能評価を実施することが望ましいと考える。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/ALAN2010sa0058.pdf

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