食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03170580344 |
タイトル | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、小型反すう動物のCoxiella burnetiiのサーベイランス、予防、撲滅対策プログラムについて意見書を発表 |
資料日付 | 2010年7月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は2010年6月18日付けで小型反すう動物のCoxiella burnetiiのサーベイランス、予防、撲滅対策プログラムについて意見書を発表した。 ヒトの主な感染源としてはCoxiella burnetiiに汚染した粉塵やエアロゾルの吸入である。これらは主に感染動物の出産または流産時、または動物の糞便から病原微生物が排出されることによるものである。 出産の季節的特性及びタンク乳の定期サンプリング時に季節特性を考慮する重要性を指摘した。また畜産農家に対する定期的な流産届出義務について周知徹底を計るキャンペーンを実施することを勧告する。 理想的には、集団ワクチン接種時に予防のためにCoxiella burnetii未感染の動物にワクチン接種を実施することである。2010年の限られたワクチン供給を考慮して、下記の山羊農場へのワクチン接種を義務付けるよう助言する: (1) 人間に人獣共通感染症が伝達する高いリスクがあるタイプIIIの飼育場(教育実習用農場、観光農家の飼育場、動物園など) (2) ELISA陽性のタイプI及びIIに暴露した飼育場(小型反すう動物が50頭以上の飼育場、乳生産の有無にかかわらず) 優先度の低い、タイプI、タイプII及びタイプIV(飼育頭数50頭未満)の陰性飼育場のワクチン接種は、優先度の高い飼育場でのワクチン接種後にもしワクチンが残っていれば任意で実施する。このワクチン接種は動物の妊娠前、即ち繁殖期前に終了しなければならない。 ベルギーにおけるQ熱に関しては、最近の疫学データからはヒトのQ熱罹患がこの数年変化がなく、またオランダにおけるQ熱流行による新たなリスク指標もない。ヒトの主な感染経路は経気道で、感染動物の出産や流産、糞便で排出されるCoxiella burnetiiで汚染した粉塵やエアロゾルを吸引することによって感染することから、胚胎膜、流産娩出物を適切に除去すること、堆肥散布の管理に最大の注意を払い、汚染粉塵やエアロゾルの拡散を最小限に抑えなければならない。 科学的報告書に基づいた生乳摂取後の罹患リスクは、リスクが《現実的》と考えられるリスク集団(低年齢の子供、高齢者、免疫不全患者、免疫抑制患者(化学療法で治療中の患者、ステロイド全身投与治療を受けている患者など)、妊娠女性、心臓病または心弁膜症患者を除き、公衆衛生上《低い~無視できる》と考えられる。リスク集団に属するヒトには生乳または生乳を主要成分とする乳製品を摂取しないよう勧告する。低温殺菌法は乳中のCoxiella burnetiiを含む栄養型細菌を殺菌するに充分な措置であリ、感染農家由来の乳の低温殺菌はCoxiella burnetiiを含む病原体の感染からヒトを保護するための管理措置となり得る。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ベルギー |
情報源(公的機関) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
情報源(報道) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
URL | http://www.favv-afsca.fgov.be/comitescientifique/avis/_documents/AVIS24-2010_FR_DOSSIER2010-11.pdf |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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