食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03160650188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、病原性志賀毒素産生性大腸菌(STEC)の定義の妥当性について意見書を提出
資料日付 2010年6月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、2008年7月15日付AFSSA意見書で明確にした病原性志賀毒素産生性大腸菌(STEC)の定義の妥当性について、保健総局(DGS)及び食品総局(DBAL)から2008年以降の得られた科学的データに基づく見直しの諮問を受けて2010年5月27日付で意見書を提出した。
 溶血性尿毒症症候群(HUS)及び下痢の随伴症状を伴う集団食中毒(CFTI)が2009年初頭に発生した。中心まで加熱できていない冷凍ハンバーグステーキが原因食品とされた。同じ包装に残っていたハンバーグステーキから微生物学検査で大腸菌E. coli O123:H2 (stx2+
, eae+)が検出されフランスのサーベイランスシステムによって初めて血清型が明らかになった。
 2008年7月15日付AFSSA意見書の病原性STECの定義は暫定的なものである。この定義は新たな臨床観察及び疫学調査データにより必要に応じて更新される。
 本意見書の目的はヒトでは稀にしか同定されないこの大腸菌の血清型に対する要素を取り込み、2008年にAFSSAが病原性STECの定義をしてから出現した科学的知見に考察を広げ、必要ならば既存定義の見直しを図るものである。
 AFSSAは疫学データの分析がヒトから分離した腸管出血性大腸菌(EHEC)の幾つかの血清型がしばしば重篤な病気を引き起すことを示すものであると結論づけた。多くの場合、主要な典型的EHECの分子特性と同様に2008年7月15日付AFSSA意見書に記載の特別分子特性を示すものであった。
 稀にヒト感染から他の血清型または非定型EHECが分離されたとしても2008年の主要な典型的EHECの定義は有効である。
 しかしAFSSAは、ヒトの臨床以外で実施された食品の細菌学的検査において、その病原特性を評価するには、同じ菌株の病原性の様々な要素及びマーカーを特定することであると指摘する。よって、菌株を次のようにみなすことが適切である。
・主要な典型的EHECの特徴(病原遺伝子stx1及び/またはstx2とeaeを有し、血清型O157:H7、O26:H11、O145:H28、O103:H2及びO111:H8、及びその派生型で運動性をもたない場合)を示すときは、高病原性
・典型的EHECの特徴(病原遺伝子stx1及び/またはstx2とeaeを有する場合)を示すときは、病原性
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/MIC2010sa0031.pdf
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