食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03160640188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、牛結核病スクリーニング(ツベルクリン反応テスト)の皮膚厚測定義務について意見書を提出 |
資料日付 | 2010年6月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、牛結核病スクリーニング(ツベルクリン反応テスト)の皮膚厚計測義務について食品総局(DGAL)から諮問を受けて2010年5月14日付で意見書を提出した。 牛及び豚の欧州域内取引における衛生管理に関する改正欧州指令No.64/432/EECは、その付属書Bの2.2.5.1項に規定するツベルクリン皮膚テスト技術について、注射前及びツベルクリン反応の有無判定の読取り時に皮膚厚の計測が必要とされている。しかし2006年に欧州委員会が実施した監査で、この規定が完全な形でフランス国内法化されていないとの指摘を受けた。実際、農水省の業務通達は単回ツベルクリン皮内反応テスト(SIDT)で注射前及び反応読取り時に体系的な皮膚厚計測を求めていない。通常のスクリーニングで実用的な唯一の方法であるとの理由で「主観的読取り(lecture《subjeftive》)」と称する「触診読取り(《lecture manuelle》per palpation)」を認めている。但しSDITのツベルクリン反応が偽陽性または陽性のケースについて実施する(約注:計測器具を用いた)「客観的読取り(lecture《objective》)」を行うときは皮膚厚計測を義務付けている。比較ツベルクリン皮内反応テスト法(CIDT)については、欧州法に適合する注射時及び反応読取り時の皮膚厚計測を義務付けている。 このような背景からツベルクリン皮内反応テスト時の皮膚厚計測に関する問題について諮問を受けた。 (1)ツベルクリン皮内反応テスト主観的な反応読取り(触診)の有効性の検討: 単回または比較ツベルクリン皮内反応テストの触診による反応読取りは、反応が陰性の場合技術上の感度レベルについてネガティブな影響はないと考えられる。「主観的読取り」の簡素化手順により牛結核病スクリーニング作業にかかる時間を大幅に節約できる。 (2)ツベルクリン注射実施前の皮膚厚計測の効用: 信頼性を伴った直接反応読取りができる。 (3)結論 よってAFSSAは次のように考える: ・ツベルクリン皮内反応テストの触診による主観的読取りは、他の諸国と同様にフランスにおいても今日まで頚部から尾根部までの部位で実施されるテストで広く行われてきた。この方法は牛結核病予防を妨げるものとはなっていない。 ・ツベルクリン反応の読取りは、注射部位の触診によって十分ツベルクリン反応の有無を知ることができると考えられる。 ・牛型ツベルクリン注射部位に反応があった場合、それが軽微であっても、その評価に主観が入ることを避けるため及びその結果について異議が出ないようにするために必要な証拠(要素、データ)となる計測を実施することは不可欠である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/SANT2010sa0030.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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