食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03160570216
タイトル ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)、「コーヒーの化学物質」と題するNZFSA長官のコラムを公表
資料日付 2010年6月30日
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概要(記事)  ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)は6月30日、「コーヒーの化学物質」と題するAndre McKenzie長官のコラムを公表した。概略は以下のとおり。
 世界中の人々が何世紀もの間様々な形態でカフェインを楽しんできている。自分も毎朝コーヒーを飲むし、ニュージーランド中にあるコーヒーショップの数を見ても、我々はカフェインを愛していると言えよう。
 しかしながら、我々は飲食品を全て摂り過ぎる可能性があり、カフェインについても摂り過ぎれば有害作用がある。近年、高濃度のカフェインを含むエネルギードリンクによる子供達や若者のカフェイン暴露についての懸念が高まっている。これらの若年グループは、身体のサイズが比較的小さいために、カフェインの大量摂取により特に悪影響を受け易い。エネルギードリンクは、ニュージーランドにおいて10年以上販売されてきており、試験のために徹夜で詰込み勉強をする学生や夜通し起きていなければならない人たちに愛用されてきた。最近、エスプレッソコーヒー1杯の2倍のカフェイン濃度を含むエネルギーショットという製品が店頭に現れ、大量に販売されている。
 NZFSAは、消費者に対しリスクとなる可能性がある食品を同定した場合、リスク管理枠組み(Risk Management Framework: RMF)を適用し、規制が必要かどうかを検討する。RMFは4段階から成り、まず予備的リスク管理から開始する。エネルギードリンク及びエネルギーショットの場合には、最もリスクが高い子供や若者達での暴露推定のためのリスクプロファイルの作成を委託した。リスクプロファイルの目的は、どのような行動を取る必要があるかについて決定出来るように食品とハザードの組合せに関連した文脈上並びに背景情報を提供することである。
 リスクプロファイルの結果、驚くような新事実は見つからなかった。1日に体重1kg当たり約3mgのカフェインを摂取する場合、一部の人々に一時的に有害な影響が起こる可能性が示されている。これは、子供達が通常の茶、コーラ飲料やコーヒーからのカフェイン摂取に加えてエネルギーショットを摂る場合、70%に目眩、心拍増加、いらいら、不安、震え、不眠などの有害影響が出る可能性があることを意味している。若者の場合には、40%がこのような影響を経験する可能性がある。一般的に健康な成人については、1日当たり400mgまでのカフェイン摂取から長期的に有害な影響が出るという証拠はない。このメッセージは、保護者が子供に対しダブルロングブラック(濃いコーヒー)を与えないと同様に、エネルギーショットも与えるべきではないということである。
 エネルギードリンク及びエネルギーショットには既にカフェインを含むので子供、授乳中の女性、カフェインにアレルギー体質の人々にはふさわしくないという警告表示が義務付けられ、また表示ラベル上にカフェイン濃度を記載しなければならない。さらに、ニュージーランドジュース・飲料協会はこれらの製品を幼い子供達への販売を最小限に抑える服務規範を策定した。子供のカフェイン摂取については、全国保健医学研究評議会(National Health and Medical Research Council)がカフェイン摂取の影響に関する現在の科学的な証拠を精査している。
 現時点では、エネルギードリンクは、FSANZが管理している食品基準コードの調整カフェイン添加飲料(FCB)基準で規制されているが、この基準はリスクに基づくものではなく、現在流通しているエネルギーショットなどのような製品を十分カバーしているとは言えない。そのため、NZFSAは豪州当局と共同でFCBの見直しを提案している。FSANZがFCB基準を見直し、エネルギーショットを含む一連の製品を評価する場合、エネルギーショットは、2002年におけるエネルギードリンクと同様に、サプリメント食品基準(Supplemented Food Standard)の適用範囲から除外される可能性がある。当然基準の改定には意見募集が行われる。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.15/2010(2010.07.14)化学物質p18-19
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/
地域 大洋州
国・地方 ニュージーランド
情報源(公的機関) ニュージーランド食品安全機関(NZFSA)
情報源(報道) ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)
URL http://nzfsa.govt.nz/publications/ce-column/2010/ce-web-column-2010-06-caffeine.htm

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