食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03160330149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分メトスラムのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2010年5月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月5日、農薬有効成分メトスラム(Metosulam)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2010年4月23日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. メトスラムは、農薬有効成分の再審査プログラムの第3期パートBの84物質の1つである。欧州委員会(EC)の要請で、 EFSAは、報告担当加盟国(RMS)のフランスが作成した評価報告書素案(DAR)による当該有効成分の初期評価についてピアレビューを行った。理事会指令91/414/EECの附属書Iにある植物防疫製剤への混合が認可された有効成分のリストへのメトスラムの収載を申請者が取り消す決定をした後、ピアレビューの手続きは終了した。
2. 理事会指令91/414/EEC附属書Iの認可リストからメトスラムを除外する委員会決定2008/934/ECの後、申請者が当該リストへの再収載を求めて再申請した。再提出された書類には、DARで特定された問題点に対処する追加データが含まれた。
3. RMSのフランスが追加データの評価を追加報告書の形式で提出した。EFSAは当該報告書を2009年8月7日に受領した。
4. 申請者が求めたとうもろこし、小麦及び大麦に対する除草剤としてのメストラムの代表的用途の評価に基づき、本報告書の結論は下された。
5. 毒性学的試験で適切に試験されていない原体混在物の遺伝毒性の可能性に対処するため、哺乳類毒性のセクションでデータギャップが特定された。毒性学的評価に対応した原体規格が同意されず、また、この不純物の遺伝毒性の可能性について確定していないため、この問題について懸念の領域が特定された。
6. 小麦及びばれいしょで行った代謝試験を根拠として、植物における規制対象及びリスク評価のための残留物定義はメトスラムのみである。小麦、大麦及びとうもろこしに対する残留基準値を提案するため、条件が指定された十分な数の作物残留試験のデータが提供された。残留物のセクションにおいて、当該有効成分の代表的用途に起因する消費者へのリスクは確認されず、また、データギャップや懸念の領域は特定されなかった。
7. ラットを用いた2年間試験を根拠に、安全係数100を適用し、メトスラムの一日摂取許容量(ADI)を0.05mg/kg体重/日に設定する。イヌを用いた2週間投与試験の投与期間最後の100mg/kg体重/日で重篤な眼病変が示され、その無毒性量(NOAEL)の25 mg/kg体重/日に安全係数100を適用し、急性参照用量(ARfD)を0.25 mg/kg体重に設定する。
8. 定量限界(穀類の穀粒及びとうもろこしの穂軸は0.01mg/kg、穀類のわら及びサイレージは0.10mg/kg)を超える残留物は検出されなかった。したがって、小麦、大麦及びとうもろこしに対する残留基準値案0.01mg/kg(定量限界に設定)の妥当性はデータによって十分に裏付けられている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1592.pdf
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