食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03150460462
タイトル カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)、除草剤フルミオキサジンの評価レポートを公表
資料日付 2010年6月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)は6月16日、除草剤フルミオキサジンの評価レポートを公表した。
・動物実験の結果、当該農薬に発がん性、遺伝毒性、神経毒性は示されなかったが、胎児の発達に有意な影響が見られたほか、長期に渡る投与の結果、血液、肝臓及び胆汁系に毒性の初発症候が見られた。ただし、当該農薬の人への暴露量は、動物実験で影響が現れた最低量をはるかに下回っていることが確実であるため、リスク評価により上記の影響を防ぐことが可能である。当該農薬を妊娠した動物に与えると、母獣には毒性がない量でも胎仔への影響が観察されたことから、胎仔は大人の動物よりも当該農薬に対して感受性が高いことが示された。それゆえ、リスク評価を行い、追加的な保護措置を講じることで、当該農薬への人の暴露許容量の低減を図った。
・食事経由での全体的な暴露(食品及び飲料水)予測から、当該農薬に対して最も感受性が高い集団である13歳~49歳の女性の暴露量はADIの5.5%以下と考えられ、体重比で当該農薬の摂取量が最も多い集団である1歳~2歳の子供の暴露量はADIの3.7%以下と考えられることが判明した。その結果、食事経由での当該農薬の慢性リスクは、全ての消費者にとって懸念を生じることはない。また、当該農薬に発がん性がないことから、食事経由での慢性発がん性リスク評価は不要である。
 さらに、当該農薬の単回投与によって、一般的な消費者(乳幼児及び子供を含む)に急性の健康影響を引き起こす可能性はない。13歳~49歳の女性の食事経由での全体的な当該農薬推定摂取量は、急性参照容量の15%以下を使用したが、これにより、健康に影響を及ぼす懸念はない。
・評価の結果、認可された使用状況下において当該農薬は健康や環境に許容できないリスクをもたらすことはないことが明らかとなったため、PMRAはフルミオキサジンを有効成分とする農薬原体及び製剤Flumioxazin 51WDG Herbicide の販売と使用について暫定登録を承認した。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)
情報源(報道) カナダ保健省病害虫管理規制局(PMRA)
URL http://www.hc-sc.gc.ca/cps-spc/pubs/pest/_decisions/erc2010-05/index-eng.php
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