食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03150290149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分アセタミプリドのふだんそうに対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2009年12月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月22日、農薬有効成分アセタミプリドのふだんそうに対する残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2009年12月18日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 当該成分の意図された使用に適応するため、ふだんそうに対する既存MRLの上方修正(定量限界の0.01mg/kg→5mg/kg)が申請された。
2. EFSAは、アセタミプリドに関するベルギーが作成した評価報告書、ギリシャが作成した評価報告書素案(DAR)、及び、精査報告書に含まれる評価項目に基づき以下の結論を出した。
3. アセタミプリドの毒性学的プロファイルがピアレビューで評価され、一日摂取許容量(ADI)を0.07mg/kg体重/日及び急性参照用量(ARfD)を0.1mg/kg体重と結論づけるデータは十分であった。
4. 植物中のアセタミプリドの代謝が3種類の作物グループ(果樹、葉菜及び根菜類)について調べられており、リスク評価及び規制対象に共通する残留物定義をアセタミプリドと設定することがピアレビューによって提案された。
5. 輪作作物中のアセタミプリド又はその代謝物の存在についても調べられた。土壌中における親化合物の迅速な分解のため、輪作作物中にアセタミプリドの残留物は予見されない。しかし、現在利用可能な知見に基づくと、2種類の主要な土壌代謝物(IM-I-4及びIM-I-5)が輪作作物に存在する可能性が排除できない。したがって、アセタミプリドを認可している加盟国は、輪作作物中のIM-I-4及びIM-I-5残留物を回避するために必要なリスク低減策(たとえば、休耕期間の設定)をとることが望ましいとEFSAは結論づけた。
6. EFSAの残留農薬摂取量の算出モデル(PRIMo)に組み込まれた欧州のいずれの食習慣においても消費者の長期摂取による懸念は確認されなかった。食事経由の推定総摂取量はADIの1.0~12.2%の範囲であった。当該成分に対する消費者の推定総暴露量へのふだんそうの寄与は、最大でADIの0.09%(スペインの成人及び小児の食事)であった。当該作物に対する申請されたMRL案に関して、急性摂取による懸念は確認されなかった。
7. したがって、ふだんそうに対するアセタミプリドの意図された使用は毒性学的参照値の超過を引き起こさないため容認できるとEFSAは結論づける。規制対象の残留物定義をアセタミプリドとして、当該成分のMRL案(ふだんそう:3mg/kg)をEFSAは勧告した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1443.pdf
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