食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03150280149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ビキサフェンの一部穀類及び動物由来産物に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2009年12月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月16日、農薬有効成分ビキサフェン(Bixafen)の一部穀類及び動物由来産物に対する残留基準値の修正に関する理由を付した意見書(2009年12月16日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. フランス及び英国における意図された使用に適応するため、穀類(小麦、ライ麦、大麦及びえんばく)並びに一部の動物由来産物に対する当該成分のMRL設定が申請された。
2. 報告担当加盟国の英国が作成した評価書素案(DAR)の見本版の関連する各章に基づき、EFSAは当該申請に関して以下の結論を出した。
3. DAR作成の枠組みで、評価担当国(EMS)の英国がビキサフェンの毒性学的プロファイルを評価した。一日摂取許容量(ADI)を0.02mg/kg体重/日及び急性参照用量(ARfD)を0.2mg/kg体重と結論づけるデータは十分であった。当該有効成分についてのピアレビューが終了していないため、この毒性学的参照値は暫定的なものとみなすことが望ましい。
4. 当該成分の代謝を主要作物及び輪作作物で調べた。また、飼料を経由してビキサフェン残留物に暴露した泌乳期の山羊及び採卵鶏を用いて家畜代謝試験を行った。これらの試験成績に基づき、以下の残留物定義が設定された。穀類、豆類及び油糧種子類:リスク評価の残留物定義はビキサフェンと表されるビキサフェン及びその代謝物(desmethyl bixafen)の総量、規制対象の残留物定義はビキサフェン。畜産物:リスク評価及び規制対象いずれの残留物定義もビキサフェンと表されるビキサフェン及びdesmethyl bixafenの総量。
5. EFSAの残留農薬摂取量の算出モデル(PRIMo)に組み込まれた欧州のすべての食習慣において消費者の長期摂取量は低かった(ADIの4%未満)。総暴露への寄与が最も高かったのは乳(2.9%)、小麦(0.9%)及び大麦(0.7%)であった。食事経由の短期摂取量について、すべての農畜産物に予見される暴露量はARfDを大幅に下回った。
6. 穀類(小麦、ライ麦、大麦及びえんばく)に対するビキサフェンの意図された使用は、予定される農業生産工程管理(GAP)に従って当該作物に適用後に予見される残留物が許容できない消費者暴露をもたらさないため、消費者安全の観点から容認できるとEFSAは結論づける。結論として、規制対象の残留物定義をビキサフェンとして、大麦:0.5mg/kg、ライ麦:0.05mg/kg、並びに、規制対象の残留物定義をビキサフェンと表されるビキサフェン及びdesmethyl bixafenの総量として、牛の食肉:0.15mg/kg、牛の肝臓:1.5mg/kgなどの暫定MRLを提案する。
7. DARがまだピアレビューされていないため、本意見書の結論は暫定的なものであり、ピアレビューの確定後に再検討される可能性がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1440.pdf
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