食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03131060451
タイトル 米国会計検査院(GAO)、米国食品医薬品庁(FDA)の食品安全管理の改善状況を調査、表示・農産物・補助食品の管理面でなお改善の余地あり
資料日付 2010年4月23日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  米国会計検査院(GAO)は5月23日、米国食品医薬品庁(FDA)の食品安全管理施策の改善状況に関する調査報告書を発表した。FDAは改善に取り組んでいるものの、食品表示・生鮮農産物・補助食品の管理面でなお努力の余地があるとしている。概要は以下のとおり。
 GAOは2007年1月、国の食品安全管理は機能がばらばらに分散しているため、速やかに改善を要するリスクの高い領域であると指摘した。FDAは、農務省管轄の食肉・家きん・卵製品を別にすれば、米国食品供給全体の約80%(年4
,660億米ドル)に相当する食品の安全性確保に責任を負っている。同庁の諮問機関である科学委員会は同年、FDAの専門知見には深刻な欠陥がある旨報告した。また以前実施したFDAの食品安全計画に対するGAOの調査でも、科学情報に欠落があり、このことが食品表示・生鮮農産物・補助食品の管理能力を制限していることが明らかにされている。さらに最近行ったGAOの調査では、科学の進歩に追随する上でFDAは成果を上げていると回答したFDA管理者はわずか36%で、予算の増額、人材の確保、科学的証拠に基づく決定の必要性を強調する管理者も何人かいた。FDAはこのような状況を背景に、一層効果的に規制業務を遂行し国民に食品安全情報を発信していく上で、科学的知見の用い方をGAOに検証するよう要請した。本報告書では、特にFDAの次の点について注目した。
1. 科学委員会の勧告事項をどの程度達成したか
2. 正確な食品表示、生鮮農産物および安全な補助食品の管理のために科学的なリスク評価をどの程度取り込んでいるか
3. 輸入品の選別にリスクベースの取組を行うため、新しいコンピューター選別ツールをどの程度活用しているか
 FDAは科学委員会の勧告事項の実施に着手した。例えば、主席科学官室を設置してレギュラトリーサイエンスの強化に乗り出している。しかし科学情報には依然欠落があり、それゆえ食品表示・生鮮農産物・補助食品の管理が阻害されている。新しいコンピューター選別ツールについては「PREDICT」を導入し、食品ごとの一定基準や輸入業者の違反歴を用いて出荷品目のリスクを評価する、リスクベースの輸入品選別の改善に取り組んでいる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国会計検査院(GAO)
情報源(報道) -
URL http://www.gao.gov/products/GAO-10-182R
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