食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03121090188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、除草剤耐性及び害虫抵抗性遺伝子組換えダイズMON87701xMON89788の市場流通認可申請について意見書を提出
資料日付 2010年4月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、欧州規則(EC)No.1829/2003に基づき、除草剤耐性及び害虫抵抗性遺伝子組換えダイズMON87701xMON89788を輸入し、このGMOを食品及び飼料に使用するための市場流通認可申請(栽培を除く)について競争・消費不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて2010年3月3日付で意見書を提出した。
 MON87701xMON89788は遺伝子組換えダイズMON87701(ダイズA5547系)と遺伝子組換えダイズMON89788(ダイズA3244系)を親系として従来の交配によって作出したものである。
 親系のMON89788はEFSAから2008年7月2日付で肯定的意見書を得て、2008年12月4日付でEUに認可されている。もう一方の親系のMON87701は現在までリスク評価を受けていない。
 MON87701xMON89788はチョウ目害虫抵抗性を付与するCRY1Acたん白質及び除草剤グリホサート耐性を付与するCP4 EPSPSたん白質を発現する。
 ダイズMON87701は、ダイズ品種A5547の成長点組織をAgrobacterium tumefaciensで形質転換して作出した。
 MON87701及びMON87701xMON89788のCRY1Acたん白質とCP4 EPSPSたん白質の含有量(アルゼンチン2007~2008年)は次の通り:
(1)CRY1Ac:MON87701:第4葉期の葉180(78~250) μg/g、飼葉70(10~150) μg/g、種子5.1(3.9~6.7) μg/g、
MON87701xMON89788:第4葉期の葉350(230~640) μg/g、飼葉81(20~220) μg/g、種子7.9(4.5~12) μg/g、
(2) CP4 EPSPS:MON87701:第4葉期の葉430(300~580) μg/g、飼葉120(63~170) μg/g、種子160(74~300) μg/g、
MON87701xMON89788:第4葉期の葉460(350~670) μg/g、飼葉81(63~170) μg/g、種子160(63~170) μg/g、
 MON87701の導入遺伝子の安定性については遺伝子挿入後自家交配を9回繰り返し、4代目(R4)から9代目(R9)についてサザンブロッティング法でその安定性が確認された。
 またMON87701xMON89788には2つのインサートがあり、その分子特性は親系のインサートと同等の特性を有していることを示している。
 データ全体から、MON87701xMON89788の成分組成はダイズA5547や市販品種のそれと相違がないと結論づけられる。
 毒性については、CP4 ESPSPSたん白質を既知の毒性及びアレルギー誘発性物質のデータベース(TOX_2009)を用いて調べた結果、このたん白質の配列はデータベースに登録されているたん白質と同じ配列ではないことが判明した。
 cry1ac遺伝子の供与微生物は、ヒトや動物の環境中に広く存在し健康に害のない細菌Bacillus thuringiensisである。CRY1Acの配列は、多くの微生物に広く存在している同じ系統のたん白質と非常に相似しており、コンピュータ分析ではデータバンクに登録されている毒性たん白質と配列が異なり、CRY1Acたん白質を使ってマウスに最大用量1
,290 mg/kgを強制経口投与した急性毒性試験で死亡したマウスはなかった。
 MON87701xMON89788はCRY1Acたん白質とCP4 EPSPSを同時に発現するが、それぞれのたん白質の機能は異なり疑われるような干渉はない。
 しかしながら、ラットの経口投与90日間亜慢性毒性試験が提出されていない。亜慢性毒性試験はMON87701またはMON87701xMON89788の種子の成分全体の安全性評価に必要である。
 MON87701のアレルギー誘発性評価について申請者は、CRY1Acたん白質の由来生物にアレルギー誘発リスクはなく、最近(2008)実施したCRY1Acたんぱく質のバイオインフォマティクス調査でアレルゲンとして知られている配列と相同性はなく、人工胃腸環境で迅速に加水分解し(30秒未満、分解抵抗性がある4kDa前後のペプチドを含む全体は約1分で加水分解する)、グリコシル化も受けないとしている。
 結論として、MON87701の毒性リスク評価は不完全である。AFSSAがMON87701xMON89788の安全性及び安全マージンの設定について判断ができるよう、ラットにMON87701xMON89788またはMON87701を90日間投与する亜慢性毒性試験データを補足する必要がある。
 より正確な暴露計算のためにはダイズ加工製品中の残留CRY1Ac及びCP4 EPSPSたん白質定量データが必要である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/BIOT2009sa0307.pdf

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