食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03111340160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、ミツバチ毒を新規開発成分として販売する認可申請に関し意見募集を開始
資料日付 2010年3月24日
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概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は3月24日、ニュージーランドのNelson Honey and Marketing (New Zealand) Ltdから認可申請のあったミツバチ毒を新規開発食品成分として販売する件に関し意見募集を開始した。
 毒素は、搾乳器具(milking apparatus)を用いてセイヨウミツバチ(Apis mellifera)から取り出す。その後乾燥され、ハチミツに添加される。同社は、この毒素が関節炎の症状を緩和するとしている。ミツバチ毒入りハチミツは、ニュージーランドでは1996年以降販売されているが、EUにおいては新規開発食品とみなされている。
 新規開発食品の欧州市場への導入については、事前に安全性に関し厳格な評価を行う必要があり、英国では、FSAの任命する独立した科学者によって構成される新食品及び加工に関する諮問委員会(Advisory Committee on Novel Foods and Processes: ACNFP)が評価を実施している。
 ACNFPは、2009年6月にFSAに提出された当該申請について予備評価を行い、意見書案を作成した。ACNFPは、食品成分として使用されるミツバチ毒が消費者に対し安全であると確信を持って助言出来ないと結論付けている。以下の2点に関する潜在的なリスクの可能性を定量化出来ないと述べている。
1. ミツバチ毒に対しアレルギーを有するとは知らないで、将来新規開発成分の消費者になるヒトにおける、アナフィラキシーを含む即時且つ重篤なアレルギー反応のリスク
2. 当該成分が遺伝子的に感受性を有するヒトを感作し、ミツバチ毒の暴露により重大なアレルギー反応を起こす可能性
 委員会は、本予備評価にも係わらず、ミツバチ毒のハチミツへの添加が認可される場合には、消費者の糖分摂取が増加しないよう、他の糖分の代用として摂取されるべきとの助言を表示する必要があるとしている。
 意見の提出期限は2010年4月3日。
 ACNFPの意見書案 (PDF 8ページ)は下記のURLから入手可能。
http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/draftopinionhoneybeevenom.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2010/mar/venom
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