食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03110530316 |
タイトル | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)、ネオニコチノイド系とうもろこし種子処理剤の認可停止を継続 (その1:認可停止の経緯) |
資料日付 | 2010年3月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は、ネオニコチノイド系有効成分(クロチアニジン、イミダクロプリド及びチアメトキサム)を含むとうもろこし種子処理剤の認可停止を継続した。当該農薬の認可停止の経緯は以下のとおり。 2008 年春にドイツ南西部でミツバチが大量死した。ミツバチの大量死と、クロチアニジンで処理されたとうもろこしの播種との関連が疑われたため、BVL は2008 年5月に、以下の種子処理剤の認可を停止した。種子に十分付着していなかったクロチアニジンが、圧縮空気式の播種機により環境に放出され、ミツバチが高濃度に暴露したものと考えられる。認可停止措置は念のため、とうもろこし種子のみならずナタネ種子用の処理剤にも適用された。 1. Cruiser 350 FS (とうもろこし種子用、チアメトキサム含有) 2. Faibel (とうもろこし種子用、イミダクロプリド及びメチオカルブ含有) 3. Poncho (とうもろこし種子等用、クロチアニジン含有) 4. Mesurol flussig (とうもろこし種子用、メチオカルブ含有) 5. Antarc (ナタネ種子用、クロチアニジン含有) 6. Chinook (ナタネ種子用、クロチアニジン含有) 7. Cruiser OSR (ナタネ種子用、クロチアニジン含有) 8. Elado (ナタネ種子用、クロチアニジン含有) その後、ナタネ種子の場合は以下の条件により、ミツバチ大量死の原因であった有効成分の環境放出を防止できるとして、条件付でナタネ種子用の処理剤(上記農薬5、6、7、8)の認可停止が解除された(2008年6月)。 (1)接着剤を添加して農薬を種子に付着させ、農薬の剥離を防止する。 (2)播種には、(種子から)剥離した農薬を環境に放出しない播種機のみを使用する。 その後、BVLは種子処理に関して以下の基準を設定した。 (1)処理剤は種子に十分付着させ、剥離する粉塵は0.75g/100 ,000(粒)を超えてはならない。 (2)播種には、剥離した処理剤の粉塵を環境に放出しない播種機のみを使用する。 上記措置により、メチオカルブで処理されたとうもろこし種子の播種はミツバチに対して安全だとして、メスロール液(上記農薬4)の認可停止が解除された(2009年2月)。 現在、上記農薬1、2、3の認可停止は継続されている。 認可停止の経緯に関する情報は以下のURLから入手可能。 (2008年5月13日付) http://www.bvl.bund.de/cln_007/nn_494194/DE/08__PresseInfothek/01__Presse__und__Hintergrundinformationen/01__PI__und__HGI/PSM/2008/2008__05__13__hi__Bienensterben.html__nnn=true (2008年5月16日付) http://www.bvl.bund.de/cln_007/nn_494194/DE/08__PresseInfothek/01__Presse__und__Hintergrundinformationen/01__PI__und__HGI/PSM/2008/2008__05__16__pi__ZulassungRuhen.html__nnn=true (2008年6月25日付) http://www.bvl.bund.de/cln_007/nn_494194/DE/08__PresseInfothek/01__Presse__und__Hintergrundinformationen/01__PI__und__HGI/PSM/2008/2008__06__25__pi__PSM__Rapssaatgut.html__nnn=true (2008年7月16日付) http://www.bvl.bund.de/DE/08__PresseInfothek/01__InfosFuerPresse/01__PI__und__H GI/PSM/2008/Hintergrundinformation__BienensterbenII.html (2009年2月9日付) http://www.bvl.bund.de/cln_007/nn_494194/DE/08__PresseInfothek/01__Presse__und__Hintergrundinformationen/01__PI__und__HGI/PSM/2009/2009__02__09__pi__Maissaatgut__darf__wieder__mit__Mesurol__fluessig__behandelt__werden.html__nnn=true |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL) |
情報源(報道) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL) |
URL | http://www.bvl.bund.de/nn_494450/DE/08__PresseInfothek/01__Presse__und__Hintergrundinformationen/01__PI__und__HGI/PSM/2010/2010__03__18__hi__saatgutbehandlungsmittel.html |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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