食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03110040149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料中のメラミンに関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2010年4月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月13日、食品及び飼料中のメラミンに関する科学的意見書(2010年3月18日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAは、食品及び飼料中のメラミン及びその構造類似化合物(シアヌル酸、アンメリン及びアンメリド)の存在に関する科学的意見を欧州委員会(EC)に求められた。EFSAは、食品接触材料を含む意図的な混入事案には明白に関連していなかった食品中のメラミン及びシアヌル酸の潜在的汚染源を特定し、その関連する食事経由の暴露量を推定した。メラミンは全身毒性を示さないが、内因性尿酸など他の物質やメラミン関連物質と結合して、尿内に結晶を形成し、腎臓損傷の原因になりうる。 2. 利用可能な毒性学的データから、メラミンの耐容一日摂取量(TDI) 0.2mg/kg 体重が設定された。2008年の乳児用調製乳へのメラミンの意図的な混入事案に関するヒトデータは、推定暴露量における不確実性のため、TDIの主たる根拠とするには十分に確固たるものではないと考えられたが、動物試験から得たTDIを裏付ける傍証を提供した。 3. 認可された供給源由来の食品及び飼料中に生じうるメラミン及びシアヌレートのバックグラウンド濃度からの暴露量は、ヒト(消費者)又は動物に対するリスクを意味しない。食品接触材料からの移行による小児の暴露量は、当該TDI未満又は当該TDI以内になる。メラミンの移行基準を、すべての暴露源を考慮に入れて当該TDIに照らし、再検討することが望ましい。メラミンが結晶を形成する可能性は、シアヌル酸との複合暴露によって増加する。したがって、そうした複合暴露が存在する状況における消費者の健康保護に当該TDIは適さない。本意見書において、メラミン及びシアヌレートの混入によって起こりうるメラミン及び/又はシアヌレートへの暴露の可能性については検討していない。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.9/2010(2010.04.22)(化学物質)p5-7 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1573.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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