食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03110010149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中の鉛に関する科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2010年4月20日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月20日、食品中の鉛に関する科学的意見書(2010年3月18日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 鉛は、自然環境下で主に無機形態で存在する。ヒトの鉛暴露は主に食品及び飲料水を経由したもので、空気、塵埃及び土壌を経由することもある。平均的な成人消費者における鉛の食事経由暴露量は0.36~1.24μg/kg体重/日の範囲で、欧州の高摂取者においては2.43 μg/kg体重/日に達する。乳児の暴露量は0.21~0.94 μg/kg体重/日の範囲で、小児の暴露量は0.80~3.10μg/kg体重/日(平均的な消費者)の範囲であり、5.51μg/kg体重/日(小児の高摂取者)にまで及ぶ。鉛の食事経由暴露に対する穀類及び穀類製品の寄与が最も大きく、小児においては塵埃及び土壌が重要な非食事経由暴露源になりうる。鉛は、成人より小児に多く吸収され、軟組織に蓄積し、さらに時間をかけて骨に蓄積する。血液及び骨の中における鉛の半減期は、それぞれ約30日間及び10~30年間であり、主に尿及び糞便中に排泄される。 2. 科学パネル(CONTAM)は、幼児(訳注:7歳以下)における発達神経毒性、並びに、成人における心血管系への影響及び腎毒性をリスク評価の臨界影響として特定した。血中鉛濃度のμg/L(食事摂取値のμg/kg体重/日に相当)から得た各ベンチマーク用量レベル(BMDL)は、発達神経毒性の影響を1%増加させるベンチマーク用量の95%信頼区間の下限値(BMDL01)が12μg/L (0.50μg/kg体重/日)であり、収縮期血圧への影響のBMDL01が36μg/L (1.50μg/kg体重/日)、慢性腎臓疾患の罹患率を10%増加させるベンチマーク用量の95%信頼区間の下限値(BMDL10)が15μg/L (0.63μg/kg体重/日)であった。 3. 当該パネルは、鉛が誘発する臨界影響の閾値を示す科学的根拠がないため、現行の暫定耐容週間摂取量(PTWI)の25μg/kg体重について適当ではないと結論づけた。小児及び乳児における暴露マージンは、一部の消費者(特に1~7歳児)における鉛の影響の可能性が排除できない程度である。神経発達に対する影響の潜在的リスクから小児を保護することは、鉛のほかの有害影響からすべてのヒト集団を保護することになる。 尚、当該パネルは、現行レベルの鉛暴露量における成人摂取者の心血管系又は腎臓への臨床的に重要な影響のリスクについて、「低い」から「無視できる」範囲であると結論づけている。また、乳児、小児及び妊婦においては、現行レベルの鉛暴露量で神経発達への影響について潜在的な懸念があるとしている。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.10/2010(2010.05.07)(化学物質) p3-4 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/ |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1570.pdf |
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