食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03100550149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、加工処理・除骨前後のブロイラーと体におけるサルモネラ属菌の動態に関する技術報告書を公表 |
資料日付 | 2010年3月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月29日、食鳥処理場での加工処理・除骨前後のブロイラーと体におけるサルモネラ属菌の動態に関して英国ブリストル大学の専門家に委託した技術報告書(全22ページ)を公表した。その要約は下記のとおり。 1. 調査の目的は、食鳥処理場並びにカット工場におけるブロイラーと体及び部分肉におけるサルモネラ属菌の有無に関するデータを収集し報告することであった。食鳥処理場では、盲腸サンプルも採取された。1件を除く全ての検査において飼育施設の検査でサルモネラ属菌の陽性反応が示された鶏について、と体及び部分肉のサンプル採取が行われた。1件の検査では(飼育施設での)サンプリングでは陰性であったが、食鳥処理場に搬入された際に盲腸サンプルは陽性と判明した。A国の食鳥処理場及びカット工場2ヶ所での計6件の検査、またB国の処理場並びにカット工場3ヶ所での7件の検査においてサンプル(盲腸、枝肉洗浄液、頚部皮膚、皮付き及び皮なし部分肉)が採取された。 2. 採取された560点の盲腸サンプルの94点(17%)がサルモネラ属菌陽性と判明した。これらのサンプルは全てB国の鶏から採取された。全体として、頚部皮膚サンプル350点のうち65点(19%)、枝肉洗浄液560点の80点(14%)、皮付き部分肉560点の70点(13%)及び皮なし部分肉600点の58点(10%)からサルモネラ属菌が検出された。 3. 2009年2月及び3月の初期検査では、部分肉200点のうちわずか2点のみがサルモネラ属菌陽性を示しただけで、保菌率は非常に低いことが判明した。部分肉はカット工場の固有の実施規範によって胸部または頭頂部から採取された。3月末にB国で行われた2件の検査では、脚・大腿の連結部または大腿部のみのサンプルが採取され、検査が行われた結果、80点の部分肉サンプルのうち29点(36%)でサルモネラ属菌陽性が示され、より高い保菌率が判明した。従って、その後の検査ではこの部位に重点を置く傾向となった。3月以降は、A国でサルモネラ属菌陽性の群を見つけることは困難であったことから、その後の検査では、B国の飼育施設でサルモネラ属菌が検出された群からの脚・大腿部のサンプル採取に重点が置かれた。B国のカット工場1ヶ所で8月に行われた3件の試験においては、他の検査よりも高いサルモネラ属菌保菌率が示された。全調査で検出されたサルモネラ属菌陽性の皮付き部分肉70点のうち53点(76%)が、またサルモネラ属菌陽性の皮なし部分肉58点のうち43点(74%)がこれら3件の試験で見つかった。 4. 全体として、サンプル採取の範囲内では、A国における検査は飼育施設でサルモネラ属菌陽性であった群を使用したが、食鳥処理場では盲腸は陽性ではなかった。頚部皮膚並びに枝肉洗浄液においてサルモネラ属菌の保菌率がより高いものは、盲腸サンプルで保菌率が高い群由来の傾向があった。部分肉におけるサルモネラ属菌の高い保菌率もまた盲腸の高い保菌率と関連していた。もし、カット工場で肉に汚染を移行させなければ、皮なしサンプルは、皮付き部分肉よりも低い保菌率となることが期待される。検査では、頚部皮膚及び枝肉洗浄液サンプルでのサルモネラ属菌保菌率が部分肉サンプルよりも大きいことが示された。EFSAとしては、その差異が統計的に有意なものかどうか検査する予定である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/45e.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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