食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03100250149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ジフェノコナゾールのスウェーデンカブ及びかぶに対する残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2010年2月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月12日、農薬有効成分ジフェノコナゾールのスウェーデンカブ及びかぶに対する残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2010年2月11日付け)を公表した。 EC規則No.396/2005によりオランダはスウェーデンカブ及びかぶに対するMRLの修正申請を受けた。オランダでの当該成分の意図された使用に適応するため、スウェーデンカブ及びかぶに対する既存MRLの上方修正(0.1 mg/kg→0.5 mg/kg)が提案された。オランダは評価担当加盟国(EMS) として評価報告書案を作成しECに提出、2009年10月27日にEFSAに転送された。 EFSAは、指令91/414/EECに従い、EMSによる評価報告書及びスウェーデンによる評価報告書素案(DAR)に基づいて評価した。 実施担当国(RMS)のスウェーデンが提案するジフェノコナゾールの毒性学的参照値は、一日摂取許容量(ADI) 0.01mg/kg体重/日、急性参照用量は(ARfD)0.2mg/kg体重である。 DARではリスク評価と規制対象の残留物定義について「ジフェノコナゾールの親化合物」と提案されてるが、EFSAは暫定的なものとして同意するが、追加の代謝物(例:CGA-71019 及び/又はCGA-205375)についてピアレビューの枠組みで専門家グループがさらに討議を重ねることが望ましい。 提出された作物残留試験による残留値データでは、スウェーデンカブ及びかぶへの意図された使用に適応するために0.4mg/kgより高いMRLが必要であることを示唆している。 PRIMo(Pesticide Residues Intake Model)を用いて推定した欧州のいずれの食習慣においても消費者の長期摂取に懸念は確認されなかった。食事経由の推定総摂取量はADIの16.2~95.9%の範囲であった。当該成分に対する消費者の推定総暴露量へのスウェーデンカブ及びかぶの寄与は、それぞれADIの最大0.21% (アイルランド成人の食事)及び0.21% (フランス幼児の食事)であった。慢性暴露量は、トマト、てんさい、りんご、ほうれんそう及びワイン用ぶどうに対するMRLに基づいて計算したSTMR値(管理試験の中央値)によって決定された。 スウェーデンカブ及びかぶに対するMRL案に係る急性摂取に関する懸念は確認されなかった。 したがって、スウェーデンカブ及びかぶに対するジフェノコナゾールのMRL案は、毒性学的参照値の超過を引き起こさないため、当該MRL案は容認できるとEFSAは結論づける。 トリアゾール代謝物のリスク評価のEUの手法がまだ開発中であるため、ジフェノコナゾールの使用に起因する主要作物及び輪作作物中のトリアゾールから派生する代謝物(TDM)の寄与は、消費者リスク評価において考慮されていないことに留意すべきである。 評価報告書素案がEFSAによってまだピアレビューされていないため、本意見書の結論は暫定的なものとみなすべきであり、ジフェノコナゾールのピアレビューにおける結論に照らして再検討される可能性がある。 EFSAは、規制対象の残留物定義を暫定的にジフェノコナゾールとして、スウェーデンカブ及びかぶに対するMRLの上方修正(0.1mg/kg→0.4mg/kg)を勧告した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1510.pdf |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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