食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03100070188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、大型甲殻類の可食部のカドミウム(Cd)汚染レベルについて意見書を提出 |
資料日付 | 2010年3月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、大型甲殻類の可食部のカドミウム(Cd)汚染レベルについて、食品総局(DGAL)から諮問を受けて2010年2月18日付で意見書を提出した。 2007年以来、活き蟹のEU内取引で問題が生じている。イタリア当局が、このタイプの甲殻類は地方の食習慣により丸ごと消費されるという理由でフランスからイタリア向けに出荷された蟹の適合性を、筋肉片または白身肉に規定されたCdの基準値0.5mg/kgを適用(EU規則EC/1881/2006)して白身肉と肝膵臓(chair brune)を一緒にしたサンプルを使って検査している。 このケースについて、EU委員会はEU基準値を適用するマトリックスのタイプ(白身肉、肝膵臓、可食部分全部)について検討を始めた。この諮問の目的は2010年2月19日に開催されるEU委員会の環境・工業汚染物質委員会にフランスのデータを提出することにある。 AFSSAは、食品総局(DGAL)から提出された甲殻類のCd汚染データ及び第2回フランス全国個人食生活調査(INCA 2)とフランス魚類・海産食物摂取及び含有微量元素、汚染物質、オメガ3摂取調査(Calipso)の食事摂取量データに基づいて、下記のように結論する: ・漁獲海域別に白身肉の汚染の違いを明らかにすることは不可能である; ・白身肉と肝膵臓(chair brune)のCd汚染レベルには正の相関関係がある; ・甲殻類の種類や重量は白身と肝膵臓(chair brune)のCd汚染レベルに有意な影響を与えている。 ・甲殻類の平均消費量レベルは、一般消費者では子供で4.3 g/週及び成人で9.1 g/週、海産物を良く食べる成人では87.4 g/週である; ・INCA 2調査を使い、可食部分を全て食べた場合の一般成人のCd平均摂取量は0.042μg/kg体重/週で、白身部分のみでは0.003μg/kg体重/週である。Calipso調査では、可食部を全て食べた場合の甲殻類を食べる消費者のCd摂取量は5.675μg/kg体重/週で、白身部分のみでは0.296μg/kg体重/週を超える可能性がある。 ・子供については、可食部を全て食べる場合ではCd平均摂取量は0.022μg/kg体重/週(白身部分のみでは0.002μg/kg体重/週)である。甲殻類を食べる子供のみについて可食部分を全て食べる場合の97.5パーセンタイルでは2.135μg/kg体重/週(白身部分のみでは0.108μg/kg体重/週)である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/PASER2010sa0025.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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