食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03090850314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、情報提供「ドイツのイノシシにおけるE型肝炎ウイルス」を公表
資料日付 2010年3月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、情報提供「ドイツのイノシシにおけるE型肝炎ウイルス」(2010年3月1日付)を公表した。概要は以下のとおり。
 これまでドイツの E型肝炎症例は基本的に、渡航先のアジアやアフリカで感染したものと考えられていた。しかしBfR及び他の研究機関の最近の調査で、ドイツのイノシシの15%がE型肝炎ウイルスを保有していた。イノシシ及びE型肝炎患者から分離されたウイルスの近縁性が非常に高いことから、イノシシからヒトへウイルスが伝播する可能性が示唆される(日本では非加熱のイノシシ肉の摂取による感染が報告されている)。しかしながら、イノシシのE型肝炎ウイルスの高い保有率に比べヒトの感染者数が少ないことから(2009年106人)、伝播には付加的要因が必要であるか、ウイルス濃度が高い場合にのみ伝播するものと考えられる。
 現在複数の研究機関がイノシシ及び飼養豚の感染状況を調査をしており、その結果が出れば、イノシシ及び飼養豚からヒトへのウイルス伝播リスクをよりよく評価できるであろう。
 感染を予防するため、イノシシの解体及び調理時には衛生に留意し(手指の洗浄など)、肉には十分火を通すよう助言する。
 本情報の概要の英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/245/hepatitis_e_virus_in_wild_boars_in_germany.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/hepatitis_e_virus_in_deutschen_wildschweinen.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。