食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03090010208 |
| タイトル | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)、アクリルアミドに関する7項目のファクトシート改訂版を公表 |
| 資料日付 | 2010年3月15日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)は3月15日、アクリルアミドに関する7項目のファクトシート改訂版を公表。主要項目及び改正点は下記のとおり。 1. アクリルアミドとは何か。 2. 食品中のアクリルアミドは健康上問題となるか。 3. 豪州並びにニュージーランドの消費者のアクリルアミド暴露量はどのくらいか。 FSANZは2004年に豪州人のアクリルアミドに対する推定食事暴露量を発表した。この評価では、豪州政府分析研究所(Australian Government Analytical Laboratories)が作成した100種以上の炭水化物食品に関するデータ及び1995年全国栄養調査(National Nutrition Survey)からの摂取情報が使用された。 同評価では、2才以上の豪州人の平均1日暴露量は体重1キロ当り0.5μg、また高摂取者で1.5μgと推定。この結果は、FAO/WHOの調査で報告された推定食事暴露量と同程度。豪州消費者のアクリルアミド暴露の主な要因は、フライド・ポテトチップ、ホワイト・トースト、スイート・プレーン・ビスケット及び朝食シリアル(小麦ビスケットスタイル)であった。 2004年以降、FSANZは、従来の分析に含まれていなかったコーヒー中のアクリルアミドのレベルについて分析。コーヒーの摂取はアクリルアミドの推定摂取量を約15%引き上げることが判明した。コーヒーの摂取による推定暴露量の増加を考慮に入れても豪州における母集団の全体的な暴露はFAO/WHO及び他の諸国で報告されている推定食事暴露量と同程度。 ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)は2006年に、ポテトチップ、ビール、茶、コーヒー、サツマイモ、ピザなど通常摂取されるアクリルアミドを含む一連の食品について報告。それによると、食事暴露量は、体重1キロ当り0.9~2.4μgと推定され、アクリルアミド摂取の主たる要因は調理済みジャガイモと判明。 4. 食品中のアクリルアミドを削減するためにどのような対策が取られているか。 食品中のアクリルアミド形成を減少させるための様々な方法に関する研究が業界によって促進された。例えば、より低いレベルのアクリルアミドを生成する成分を供給する新しい栽培・加工技術、調理温度の低下、食品中のアクリルアミド形成を減少させる酵素の使用、低い還元糖含有量の原材料の供給など。 5. 食品中のアクリルアミドについて現在進行中の国際的対応はあるか。 6. FSANZは、現在、どのような対応を行っているか。 FSANZとしては、下記のような措置を実施。 (1) 豪州消費者のアクリルアミド食事暴露に関し評価を行い、暴露要因の食品を確定。 (2) 穀物ベースの食品、パン、ジャガイモ粉ベース製品及び調味料におけるアクリルアミド形成を減少させる酵素の使用申請2件を承認。 (3) 豪州の食品業界と連携を取り、食品中のアクリルアミド形成を減少させるために製造規範を変更する可能性についての検討を促進、支援した。この措置の一環としては、最近認可された食品中のアクリルアミド含有量を減少させる酵素の効果に関するフォローアップが含まれる。 (4) 主要食品業界団体と協力し、EUの食品・飲料業界連盟(Confederation of the Food and Drink Industries: CIAA)が作成した「アクリルアミド・ツールボックス(Acrylamide toolbox)」を採択するよう促した。このツールボックスは、食品製造業界が製品に適した最近の研究及びアクリルアミドの形成を減少させる製造工程を使用することを手助けする目的がある。 (5) 食品中のアクリルアミド減少に関する実施規範(COP)を成立させたコーデックス委員会汚染物質部会の作業グループに参加。 FSANZは、アクリルアミドの食事暴露のモニタリングを継続し、食品中のアクリルアミド暴露からの潜在的健康リスクについての理解を深める他の諸国政府と協力する意向である。近い将来、一般的な食品及び飲料中のアクリルアミドの分析を行う予定である。また、業界に対しアクリルアミド・レベルの低減を奨励し続ける。 7. 自分で食べる食品中のアクリルアミド削減のために出来ることは何か。 消費者に対し果実や野菜を含む多種多様の栄養のある食品を摂取し、バランスの取れた食生活をするよう、また現行の豪州・ニュージーランド食事ガイドライン(Australian and New Zealand Dietary Guidelines)のとおり飽和脂肪酸を制限し、総脂肪摂取量を抑制するよう推奨。 家庭での注意事項としては、 (1) 豪州並びにニュージーランド及び国際的な食品加工業者は既に、家庭やレストランで調理される食品中のアクリルアミドの削減を確実にするために、最近の知見に基づいて調理マニュアルを更新している。量、加熱時間及び温度に関する調理マニュアルに従うべきである。 (2) 最近の科学的知見では、ポテトチップを揚げる場合には最大175℃、また焼く場合には230℃を勧めている。 (3) ジャガイモを8℃以下で保管しない(低温での保管はアクリルアミド形成を引起こす成分を増加させる可能性がある)。 (4) 切ったジャガイモを揚げる前に数分間水で洗うか浸ける(これによりアクリルアミドの形成を促進させる成分を減少出来る)。 (5) トーストを焼く場合には、軽く色づく程度に留める。 (6) トーストまたはパンの耳は、他の部分よりもアクリルアミドの含有量が高い。たとえフライドポテトやポテトチップよりもその含有レベルが低くても、色が濃かったら、取り除く。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.7/2010(2010.03.25) p25-27 http://www.nihs.go.jp/hse/food- info/foodinfonews/2010/foodinfo201007.pdf |
| 地域 | 大洋州 |
| 国・地方 | 豪州 |
| 情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
| 情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
| URL | http://www.foodstandards.gov.au/scienceandeducation/factsheets/factsheets2010/acrylamideandfoodmar4759.cfm |
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