食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03080120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、脂肪酸のビニルエステルから製造したショ糖脂肪酸エステルの安全性及び香料への用途拡大に関する科学的意見書を公表
資料日付 2010年3月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月4日、脂肪酸のビニルエステルから製造したショ糖脂肪酸エステルの安全性及び香料への用途拡大に関する科学的意見書(2010年2月10日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 科学パネル(ANS)は、ショ糖及び脂肪酸のビニルエステルを用いた新しい製造方法で製造したショ糖脂肪酸エステルの安全性に関する科学的意見、並びに、着香した果実飲料への本添加物の用途拡大の評価を提示する。EFSAは2004年、ショ糖脂肪酸エステルのグループ一日摂取許容量(ADI) 40mg/kg体重/日を設定したが、本評価ではショ糖ラウリン酸エステルについて検討しなかった。ショ糖ラウリン酸エステルに関する毒性学的データベースは限られているが、ラウリン酸は多くの食品の天然成分であるため、ショ糖ラウリン酸エステルは懸念を引き起こさないとANSパネルは考える。
2. この新しい製造方法によって、当該ショ糖脂肪酸エステルに10~111mg/kg未満の脂肪酸のビニルエステル及び20~48mg/kgのアセトアルデヒドの残留物が生じる。p-メトキシフェノールは検知されなかった。脂肪酸のビニルエステルのビニル部分は、消化管内ですぐにアセトアルデヒドに互変異性化する。
3. 食品添加物としてショ糖脂肪酸エステルを使用することによって追加されるアセトアルデヒドへの平均暴露量1.4 μg /kg体重/日は、食事からのアセトアルデヒド暴露量やアセトアルデヒドの生体内生成量と比較して、無視できるとANSパネルは結論づける。p-メトキシフェノールは検知されなかったため、この潜在的残留物は安全性の懸念にならないとANSパネルは結論づける。したがって、ショ糖脂肪酸エステルの総暴露量が当該ADIの40mg/kg体重/日以内であれば、新しい製造方法で製造されるショ糖脂肪酸エステルに安全性の懸念はないとANSパネルは結論づける。ショ糖脂肪酸エステルの現在の摂取量が高く、一部の人々の摂取量はADIを超えているが、果実飲料からの追加摂取量の寄与はADIの数パーセントと予見されることにANSパネルは留意する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1512.pdf
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