食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03070570330
タイトル 英国健康保護局(HPA)、感染症情報(Health Protection Report)第4巻6号を公表
資料日付 2010年2月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康保護局(HPA)は2月12日、イングランド及びウェールズにおける食中毒及び感染症情報(Health Protection Report)第4巻6号を公表した。今号の概要は下記のとおり。
I. 最新ニュース
1. ウエスト・ロンドンの学校におけるベロ毒素産生性大腸菌O157のアウトブレイク
 ノースウエスト・ロンドンの保育所及び小学校に関連したベロ毒素産生性大腸菌O157 (VTEC)のアウトブレイクが報告された。2010年2月10日時点でE.coli O157 PT2 VT2の11症例が確認され、他に2件が推定症例となっている。発症日は2010年1月25日。さらに、症状を示している12人についても調査が行われている。これまでのところ、死亡者の報告はない。環境調査及び全ての学童並びに学校職員のコホート研究を含むアウトブレイク調査が進行中である。現在までのところ、学校環境の21サンプルはすべて陰性と判明した。症例のほとんどはヒトからヒトへの感染によるものと推定されるが、元の感染源に関してはなお調査が続いている。
2. 2009年におけるイングランドのSalmonella Enteritidis: 全国ケース・コントロール研究報告
 英国健康保護局(HPA)の消化器系病原体研究所(LGP)は、2009年9月1日~12月31日の期間にイングランド及びウェールズで、ナリジクス酸耐性及びシプロフロキサシン低感受性を示すSalmonella Enteritidis PT 14b(S. Enteritidis PT 14b NxCpl)の489症例を確認した。症例の急増と同時に個別のアウトブレイク16件が報告され、イングランドとウェールズで調査が行われた。合計152症例は、規模が2症例から68症例に及ぶアウトブレイクと関連していた。アウトブレイクの予備調査では、卵との関連が推測された。これについては、分析疫学的研究、アウトブレイク調査及び卵の供給チェーンに関する適切な調査を通じ積極的に検査が行われた。これらアウトブレイクのうち11件はスペイン産の卵と関連していた。また、アウトブレイクの7件(オリエンタル・レストラン5件、カフェ2件)に関し仕出し施設から採取された卵サンプルは同じ原産地であった。スペインの農場で生産された卵はS. Enteritidis PT 14b NxCplに汚染されていたことが判明した。その後、同農場産の卵480個のサンプルが英国の輸入業者から採取され、卵6個からの80保存サンプルの2サンプル(2.5%)からアウトブレイク株が検出された。スペイン当局によるその後の調査で問題の農場における産卵群の1群はS. Enteritidisに汚染されていたことが判明した。また、アウトブレイク株は卵マヨネーズ、卵炒飯、保存液卵及び仕出し施設の作業台からも分離された。
3. 新型インフルエンザA (H1N1): National Pandemic Flu Service(NPFS)の閉鎖
(1) 新型インフルエンザ A(H1N1)の動きは英国全体で低下している。
(2) 2010年2月7日時点においては、インフルエンザ関連の相談件数率は、イングランドで安定しており、イングランド並びに北アイルランドでは若干増え、またスコットランドでは減少した。
(3) National Pandemic Flu Service (NPFS)は、2月11日に活動を停止した。今後抗ウイルス剤は医療専門家を通じて認可される。
II. 腸管感染症情報
1. 2010年第1週~第4週に報告された一般的な集団食中毒
(1) ロンドンのレストランで6人が発症した。病原体また原因食品とも不明。
(2) ロンドン・ノース・イースト及びノース・セントラル地域のレストランで5人が発症した。病原体は不明。原因食品はカキ。
2. 2009年12月にHPOにおいて記録されたイングランド及びウェールズでのサルモネラ感染症
 症例の総計(暫定数値)は441件で、その血清型は、S. Enteritidis PT4が29件、S. Enteritidis(他のPTs)が130件、S. Typhimuriumが118件、S. Virchowが9件、その他が155件であった。
3. イングランド及びウェールズにおいて2009年第1週~第4週の期間に報告された一般的な胃腸感染症
 病原体別にみるとカンピロバクターによる症例が2
,777件と最多で、2番目がノロウイルスによるもので1
,981件、3番目がロタウイルスによるもので692件、次いでジアルジアが236件、サルモネラ属菌が234件、クリプトスポリジウムが144件、ソンネ赤痢菌が28件、さらに腸管出血性大腸菌O157が6件と続いている。
 2010年第1週~4週の累計では、カンピロバクター、ノロウイルス、クリプトスポリジウム及びジアルジアについてはいずれも2009年同期に比べて以下のとおり増加を示した。
(カッコ内は2009年同期件数)
カンピロバクター: 2
,777件 (2
,158件)
ノロウイルス: 1
,981件 (1
,401件)
クリプトスポリジウム: 144件 (140件)
ジアルジア: 236件 (163件)
 他方、腸管出血性大腸菌O157、サルモネラ属菌、ソンネ赤痢菌、ロタウイルスの方は、下記のとおり減少している。
腸管出血性大腸菌O157: 6件 (27件)
サルモネラ属菌: 234件 (341件)
ソンネ赤痢菌: 28件 (60件)
ロタウイルス: 692件 (802件)

2について:国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.5/2010(2010.02.24)P9~12
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2010/foodinfo201005.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) 英国健康保護局(HPA)
URL http://www.hpa.org.uk/hpr/archives/2010/hpr0610.pdf

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