食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03070190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としての食用赤色102号(E 124)の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2009年11月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月12日、食品添加物としての食用赤色102号(E 124)の再評価に関する科学的意見書(2009年9月23日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 科学パネル(ANS)は、食用赤色102号(E 124)の安全性を再評価した科学的意見を提示する。食用赤色102号は、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)によって1983年に、並びに、EUの食品科学委員会(SCF)によって1984年に評価されている。いずれも、当該人工着色料の一日摂取許容量(ADI)を0~4 mg/kg体重に設定した。
2. 本パネルに新たに提出された書類はなく、 (1)従前の評価、(2)従前の評価以降に利用可能になった追加文献、(3)データ公募後に利用可能になったデータを当該パネルの評価の基礎として用いた。関連性のある新たな研究には、マウスを用いたin vivo のコメットアッセイ(DNA損傷の電気泳動解析法)における核DNAの移動(nuclear DNA migration)に関する影響を報告したツダらによる2001年の研究、神経行動作用に関するタナカによる研究、及び、食用赤色102号を含む混合物への暴露が3歳児の多動性の増加を引き起こしたと結論づけた2007年のMcCannらの研究が含まれる。
3. 食用赤色102号はin vitroの遺伝毒性試験及び長期発がん性試験において陰性であり、上記コメットアッセイによる核DNAの移動が発がん性を引き起こすことは予見されない。また、本パネルは、McCannらの試験における所見はADIを変更する根拠として使えないとするEFSAの先般の意見書と同意見である。本パネルは、糸球体ネフローゼから無毒性量70mg/kg体重/日が得られたマウス長期試験を再評価した。これらの所見を根拠に、本パネルはADIを0.7mg/kg体重/日に設定した。当該着色料の使用量の最大限度において、97.5パーセンタイル値の成人、並びに、平均値及び高パーセンタイル値(95th/97.5th)の1~10歳児の推定暴露量は、たとえ精査した推定摂取量であっても、当該ADIを一般的に超えると本パネルは結論づける。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1328.pdf
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