食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03060950149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州における新興感染症としてウシのBesnoitiosisに関する声明を公表
資料日付 2010年2月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月11日、欧州における新興感染症としてウシのBesnoitiosisに関する声明(2010年1月28日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAは、ウシのbesnoitiosisに関する科学的声明を出すよう科学パネル(AHAW)に求めた。最近の疫学調査によって、一部のEU加盟国内の牛群におけるbesnoitiosisの患畜数の増加及び地域的な感染拡大が確認された。しかし、風土病地域におけるウシのbesnoitiosisの感染及び疾病の有病率及び発生率、伝播経路、並びに、感染及び疾病に関連したリスク因子など疫学的側面の多くが不確かなままである。シスト形成アピコンプレクサ類寄生虫であるBesnoitia besnoitiによる感染症は、疾病の急性期及び慢性期の両方において深刻な悪影響を及ぼしうる。
2. 当該パネルは、本疾病の臨床徴候及び既知の伝播経路について、特に農場経営者及び獣医師の注意を喚起する重要性を強調している。欧州の風土病地域における疫学調査は、患畜及び伝播経路の重要性を解明するために必要である。当該疾病の疫学状況及び臨床経過に関連した未解明の問題に対処するため、診断ツールをさらに開発し、標準化する必要がある。利用可能な疫学的知見を用いて、Besnoitiosisを管理する適切な対策及び方策を調査する必要がある。
3. ウシのbesnoitiosisは、サハラ以南のアフリカ、アジア(イスラエル、ロシア、韓国)、欧州中西部で報告がある。初めてbesnoitiosisが報告されたのは1884年にフランス西部で、その後ピレネー地方やポルトガルで報告があった。欧州ではおよそ20年の間、この疾病に対しては殆ど注意を払っていなかった。1990年代に入り、スペイン北部、ポルトガル、フランスのピレネー地方やマシフセントラル山地で発生した。最近、besnoitiosisはフランス、ポルトガル、スペイン、ドイツ、イタリアなどの欧州諸国で新興感染症として認識され、症例の増加と感染の地理的拡大の兆候が現れている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/1499.pdf
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