食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03060830149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、クリミア・コンゴ出血熱(CCHF)の科学的レビューに関する委託調査の科学的報告書を公表 |
資料日付 | 2010年1月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月25日、アブルッツォ・モリーゼ動物予防試験所(IZS)が行ったクリミア・コンゴ出血熱(CCHF)の科学的レビューに関する科学的報告書(2009年11月23日公表容認、134ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 CCHFはウイルス性の人獣共通感染症で、アフリカ、アジア及び欧州東部に広く分布するダニによって伝播され、重篤なヒトの集団感染症を引き起こす。 1.本報告書の目的 (1)CCHFに関する最新の利用可能な知見(疾病特性に関する完全かつ最新の記述、並びに疾病の伝播や家畜動物、動物園動物、外来動物、或いは野生動物におけるウイルスの保有に関与する主な要因など)の包括的精査の準備、世界規模でのCCHF発生のデータ収集 (2)マダニやベクターとみられる他のダニ種についての最新の生物学的、環境学的知見の準備、マダニや他のダニ種の世界的分布に関するデータ収集 (3)深刻な感染集団及びその要因についての検証、データ収集および分析 2.管理及び予防 CCHFに感染するリスクは、職業上あるいは余暇活動でダニの多い場所にいること、感染動物や感染者に接触する機会のある人々が最も高い。中でもウイルス血症の牛の血液や内臓にヒトの皮膚の傷口が接触することやダニの刺咬が一番のリスク要因である。 最善の予防策は、ウイルスへの暴露を防ぐか最小限にすることである。手袋の装着、動物の血液や器官に直接触れることを制限することが効果的である。 EU加盟国とECDCが共同で現在の調査ネットワークと連携し、国際機関と協力体制を築くことが重要である。また、ヒトの症例のサーベイランスが強化されるべきである。ベクターと動物のサーベイランスはヒトのCCHFやダニ媒介感染症の感染リスクを予測する上で極めて重要である。動物からのダニの収集に関するプロトコルの標準化は一助となるであろう。欧州の気候や環境条件を考慮して、ベクターが確定しているリスク地域を特定し、ベクターのサーベイランス強化が求められる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/scdocs/doc/019e.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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