食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03050660314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、トキソプラズマ症予防に関する消費者向けリーフレットを公表 |
資料日付 | 2010年1月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、トキソプラズマ症予防に関する消費者向けリーフレットを公表した。概要は以下のとおり。 Q1. トキソプラズマとは何か? Q2. トキソプラズマはどのように増殖するのか? Q3. ヒトの感染経路は? A3. (1)環境中に存在する感染力のある虫卵(オーシスト)の摂取、(2)汚染食品(加熱不十分の肉や肉製品など)の摂取、(3)初感染した妊婦から胎児への原虫の移行、(4)臓器移植 Q4. ハイリスク者は? Q5. どの食品にトキソプラズマが存在するのか? A5. 猫が糞便中に排泄した虫卵(オーシスト)が土を介して果物及び野菜に付着することがある。同様にオーシストに汚染され、十分に浄化されなかった飲料水も感染源となる。又様々な動物の肉にも緩増虫体(ブラディゾイト)が存在する可能性がある。野外で飼育される家畜は、環境中のオーシストを摂取しやすいため感染リスクが高い。野外で飼育されることの多いめん羊及び山羊は感染率が高いが、集約的に飼育された豚の感染は稀である。しかしながらドイツで最も生で摂取されることの多い豚肉は、重要な感染源である。一方、牛肉からシストが検出されることは稀である。 めん羊、山羊、牛などでは乳に急増虫体(タキゾイト)が存在することがあるが、タキゾイトは抵抗性が低く、現在の知見では乳を介する感染はそれほど重要ではない。 トキソプラズマ感染のリスク要因と見なされる食品は次のとおり: (1)生肉(特に豚、めん羊、山羊だが、狩猟鳥獣も含む)、(2)生肉製品(挽肉、生ソーセージなど)、(3)未洗浄の生の果物及び野菜 Q6. トキソプラズマが死滅するのはどのような場合か? A6. 煮る、焼く、あるいは低温殺菌でトキソプラズマは死滅する。組織中のシストの緩増虫体は67℃以上で1~2分加熱すると死滅する。肉は-20℃で8時間以上冷凍するとトキソプラズマが死滅する。燻製 乾燥、塩漬けなどの保存処理がシストの生残性へ及ぼす影響は、十分調査されていないため不明である。 Q7. トキソプラズマ症の予防法は? A7. (1)生の肉製品(ソーセージ、挽肉。カルパッチョなど)を食べない。肉は充分に加熱する。 (2)生の果物及び野菜は摂取前によく洗う、皮をむく、あるいは加熱する。(3)ジャガイモやニンジンなど土の付着した食品は、交差汚染を防ぐため他の食品とは別に貯蔵する。(4)常に手を洗う(特に食事前と、生肉及び野菜の調理後)。使用した調理器具も洗浄する。(5)野外活動で、湖や川の未ろ過水を飲まない。 Q8. 猫の扱いや園芸において留意すべきことは? 本件に関するプレスリリースは以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cd/33454 上記の英語版は以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cd/33461 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/238/verbrauchertipps_schutz_vor_toxoplasmose.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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