食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03050020314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「食品管理のための多環芳香族炭化水素(PAHs)のマーカー物質」を公表
資料日付 2010年1月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「食品管理のための多環芳香族炭化水素(PAHs)のマーカー物質」(2009年10月2日付)を公表した。概要は以下のとおり。
 食品中のPAHsの健康影響を評価するため、PAHsのマーカーとしてベンゾ(a)ピレン(BaP)が分析されることが多い。又食品中の基準値もBaPに対してのみ設定されている。
 欧州食品安全機関(EFSA)はPAHsに関する意見書(2008年)で、BaP単独では食品中のPAHsの指標として適切ではないと結論した。EUでは現在、BaP単独よりPAH4物質(BaP、ベンゾ(a)アントラセン、クリセン、ベンゾ(b)フルオランテン)の方がPAHsの指標として適切かどうか議論されている。PAH4物質をマーカーに使用することで、PAHs含有食品の大部分が考慮されるためである。欧州委員会の産業・環境汚染物質専門員会は、PAHsのマーカー物質としてのBaP単独使用の代替に、以下のいずれかの基準値の導入を提案した:(1)PAH4の個々の物質に対する基準値、(2)PAH4の総量に対する基準値、(3)BaP単独及びPAH4の総量に対する基準値
 BfRは上記提案を消費者保護及び実践上の適性の観点から評価した。BaPに関してはすでに包括的なデーターが提出されており、過去の調査との比較が可能であるため、BaPの基準値は維持すべきである。又、PAH4の総量を食品中のPAHsを規制するためのマーカーとして考慮することを支持する。従ってBfRは上記提案(3)を推奨する。
 意見書の概要の英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/245/marker_substances_for_pahs_for_food_control_purposes.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/markersubstanzen_fuer_pak_zur_lebensmittelueberwachung.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。