食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03042290188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、キノコのキシメジ(tricholome equestre)で食中毒が発生、1名が重症、1名が死亡したことをプレスリリースで公表
資料日付 2009年12月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は2009年12月7日、フランス南部(スペイン寄り)オート-ガロンヌ県(県庁所在地ツールーズ:Toulouse)でキノコ(キシメジ:tricholome equestre)を食べた2名が横紋筋融解症を発症し、その内の1名が死亡したとの通報があった。この2名は数日間続けてこのキノコを推定150g/日(生重量)以上の量を自分で調理して食べていた。キノコは2009年11月28日、大西洋岸のラカノー(Lacanau:海水浴場で有名な観光地)で採集したものである。
 毎年、フランスでは1
,000件ほどのキノコ食中毒が発生し、健康に及ぼす影響は重大である。食用であることを確認したキノコのみを適量を超えない量をたべるよう野生キノコ愛好家に下記の注意事項を厳守するよう呼びかけている。
・(食用か毒キノコか見分ける)鑑定できるように状態の良いキノコのみ、全体(柄と傘)を採取する。
・毒キノコは他のキノコを汚染し毒性を付与するので、採集したキノコは種類別毎にまとめる。
・採集したキノコは一つ一つ別々にしケースかダンボールに入れる。腐敗が進むのでプラスチックの袋に入れてはならない。
・常にキノコの種類を確認し、食用か否かを薬剤師か菌学協会に調べてもらうこと。
・少しでも疑いがあれば、そのキノコを捨てること。
・新鮮なうちに適正量(を超えない量)を食べること
 ・採集したものは速やかに消費すること。保存する場合は冷蔵庫の野菜室に保存し、保存期間は長くとも2日間までとする。
・調理の加熱時間は長めにし、生では食べないこと。・キノコ採取後は必ず手をしっかり洗うこと。
・キノコは公害物質を濃縮するので、公害汚染地(道路沿い、工場周辺、ゴミ捨て場周辺)での採集は避けること。
 財務省、競争・消費不正抑止総局(DGCCRF)及び厚生・連帯省からも同様の注意喚起が発表されている:
http://www.dgccrf.bercy.gouv.fr/presse/communique/2009/tricholome_equestre.pdf
http://www.sante-jeunesse-sports.gouv.fr/deux-cas-d-atteinte-musculaire-severe-dont-un-deces-suite-a-une-ingestion-importante-et-repetee-de-champignons-tricholome-equestre-recommandations-generales-de-consommation-de-champignons.html

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.26/2009

(2009.12.16) p26
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200926.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/PRES2009CP023.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。