食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03042060302
タイトル 米国農務省(USDA)、学校ごとの給食方針・規範を調査した「総脂質要件」報告書を公表
資料日付 2009年12月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国農務省(USDA)の経済調査局は12月2日、学校給食の内容を調査した「学校昼食の総脂肪要件の達成に向けて」と題する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
1. 懸案事項と調査内容
 USDAが行った学校給食の栄養評価(School Nutrition Dietary Assessment-III)の結果、ビタミン、たん白質、カルシウム、鉄分については殆どの学校が要件に適合していたものの、全カロリーの30%以下と設定されている総脂質要件については、適合率がわずか5校に1校の割合であった。本報告書では、要件に達している(低レベル)学校の特徴や給食に関する方針を、脂質量超過30~35%(中レベル)の学校及び35%以上(高レベル)の学校と比較した。3者の給食規範や方針を比較考量することで、学校給食の改善に向けた農務省の効果的な施策策定に資することができよう。
2. 判明した事項
  脂質量に直接影響する方針や規範は次のとおり。
(1) 生鮮果実・野菜・地産物の給食促進
  この方針を取り入れている小・中・高校では、脂肪量30%の低レベル要件に適合している学校が多かった。
(2) フレンチフライ又はデザート
  これを給食している学校は、中レベル又は高レベル区分の学校に多かった。
(3) 低脂肪乳のみ給食
  牛乳は低脂肪乳のみ給食するという方針の学校は、小・中・高校とも低レベル区分の学校に多かった。
(4) 献立の立案法
  献立には必ず肉・野菜・澱粉を使うといった、従来からの「伝統的」食物中心の献立立案手法に代わり、近年栄養素中心の手法を取り入れる学校が出てきた。さらには両者を合わせた「伝統拡大(enhanced traditional)」手法を採用している学校もある。伝統的手法は高レベル区分の小・中・高校に多く、伝統拡大手法は低レベル区分の学校で多く採用されていた。
(4) その他
 自分の好みでアラカルト料理を選択できる小学校は中レベル区分に多かった(中・高校では違いなし)。また自動販売機を設置している中・高校は高レベル区分に多かった。学校の特徴で比較すると、小・中・高校とも都市部の学校は低レベル区分が多く、地方の学校ほど高レベル区分が多かった。
 当該レポートの要約は以下のURLから入手可能。
http://www.ers.usda.gov/Publications/ERR87/ERR87_ReportSummary.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国農務省(USDA)
情報源(報道) 米国農務省(USDA)
URL http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2009/12/0593.xml
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