食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03042020314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、乳幼児のナッツ類の誤嚥による窒息事故に対する注意を喚起
資料日付 2009年12月22日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は12月22日、乳幼児のナッツ類の誤嚥による窒息事故に対する注意を喚起した。BfRのデータから、乳児が誤って飲み込みやすい異物はナッツ類、特にピーナッツであることが示唆された。ナッツやナッツ片を誤って飲み込み気道に詰まらせるリスクは、小さなおもちゃの一部を飲み込むリスクより相当高い。ナッツ類は、その形状や、サイズが小さいこと、表面が油っぽいことから、他の食品より気管に入り易く、気道の奥まで到達しやすい。
ドイツの6箇所のクリニックで2004~2005年に2277件の気管支鏡検査が実施された。そのうち異物誤嚥事例は98症例で、それを原因物質別に分類・解析したものである。
半数以上(50件)は、小児がナッツもしくはナッツ小片を誤ったところに飲み込んでいた。ナッツ類を原因とする50件のうち29件はピーナッツによるものであった。16件が人参の小片といったその他食品の一部分が誤ったところに入り込んだ事例、10件がおもちゃのパーツが呼吸器管に到達した事例であった。このことから、ナッツ類が幼児の気管に達するリスクは、おもちゃのパーツが気管に到達するリスクよりも相当大きいということが判明した。
BfRは、ナッツ類の包装には、「注意!ナッツ類は、子供の気道に入ることがある」等の注意書きを付けるべきであると勧告する。
家庭用品、医薬品、おもちゃ等の誤嚥・誤飲による窒息事故に関する冊子(80ページ)及びナッツ類の誤嚥による窒息事故のリスクに関する声明(3ページ)が添付されている。
 本情報の要約の英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/245/risk_of_asphyxia_in_toddlers_through_the_consumption_of_nuts.pdf
 本件に関するプレスリリースの英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cd/33148

 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No. 1/2010 (2010.01.06) P.19-20

http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2010/foodinfo201001.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cd/33147
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