食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03041350343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、仏領ポリネシアにおけるシガテラ食中毒疫学調査報告書を公表
資料日付 2009年12月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は2009年12月22日発行InVS週刊疫学情報48号・49号・50号合冊号に仏領ポリネシアにおけるシガテラ食中毒疫学サーベイランス(p26-29)を公表した。
 北半球ではシガテラはあまり知られていないが、この食中毒は熱帯地方諸国では実際に経済的影響がある公衆衛生上の厄介な問題となっている。本調査の目的は2002年以降フランス領ポリネシア(Pf)におけるシガテラ食中毒の変遷を描き出そうというもので、更に病気の重さと例えば摂取した魚の餌など環境病因解析学的要素との関係を明らかにすることである。このためには、Institut Louis Malarde(ILM)の保健局のサーベイランス・プログラムで得られたデータが使用された。この調査の主な結果は、トゥアモトゥ諸島とガンビエ諸島で多かったが、Pfの全体的な傾向としてシガテラ食中毒減少を示すものであった。観察された臨床症状は標準的なものであったが、しばしば高血圧を伴う心臓疾患症状が新たなものである。
 病気の重さと環境要素との間の関係は観察されなかった。
 この中毒症の重要性が多少下がったとしても、適切なシガテラ食中毒及びPFの保健・衛生に及ぼす影響についてサーベイランスを継続することは重要である。
 2002年?2008年(保健局からデータ提出がなかった2006年は除く)の期間にPfで3
,222件記録された。罹患率はそれぞれ(人口100
,000人に対して)318.18、250.7、232.27、172.03、(2006年データなし)、161.66、145.36と漸次低減傾向を示している。
 2007?2008年の両年では21?50歳の罹患が最も多く、30?40歳台で23%を占め、平均年齢は38.2歳であった。男女別では男性が多く56%である。患者の多くは魚肉を食べて罹患している。ただし、患者の27%は魚の頭や内臓を食べていた。食中毒原因食品が二枚貝によると思われるものは1.5%で、肉食魚は72%であった。摂食から発症までの時間は幅が広く2007年では10±16.3時間、2008年では11.4±28.4時間であった。症状は過去と余り変わらず、消化器系及び神経系が殆どを占めるが、少ないながらも心臓の症状も見受けられた。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/beh/2009/48_49_50/index.htm#7
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