食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu03041230329 |
| タイトル | 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)、第103回会議議事録の概略を公表 |
| 資料日付 | 2009年12月10日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)は12月10日、第103回会議(11月24日、ロンドン)議事録の概略を公表。1. 現在の課題 (1)1990年に当初スクレイピーと診断されたスコットランドの山羊のTSE確認:1990年に殺処分された当該山羊は反芻動物由来飼料規制の導入以前に出生し、汚染飼料に暴露された可能性。 (2)ニュージーランドで初めて発見された1頭のめん羊から非定型スクレイピー症例 (3)食事を通じてのBSE暴露をしていない患者の治療に使用される血液について、プリオン濾過が導入されるべきとする血液組織及び臓器の安全性に関する諮問委員会から保健大臣に対する答申 (4)最近発表されたニューギニアでの新たな予防性プリオンたん白質変異型の発見に関する研究論文 2.CJD疫学に関する最新情報 現在まで英国で臨床vCJD確定もしくは疑い症例が170件あり、その167件は食事によるBSE暴露と関連。また、3件は後日vCJDを発症した献血者からの輸血後に発生。死亡者の平均年齢は30才。1989年以後に誕生した人にはvCJD症例はみられなかった。世界の他の国々ではvCJDが47症例報告されている。内訳はフランスで25症例、スペインで5症例、アイルランド共和国で4症例、米国並びにオランダでそれぞれ3症例、ポルトガル並びにイタリアでそれぞれ2症例、カナダ、サウジアラビア並びに日本でそれぞれ1症例。プロテアーゼ感受性プリオン病 (Protease-Sensitive Prionopathy: PSPr)と呼ばれる新しいヒトの疾病について要約報告。11症例が報告され、平均発症年齢は62才、罹病期間は20ヶ月。委員会は今後、剖検手技の間に診断及び組織収集が可能となるよう、当該疾病特有の病理学がより広く認識されることが重要であるとみなした。SEACは当該疾病をさらに特性化する新しいデータを注視する意向。 3. TSE病原体に対する年齢の影響 変異型CJDのほとんどの臨床症例は若年成人で発生しており、発症年齢の中央値は26才、死亡年齢の中央値は28才 (孤発性CJDの場合には、いずれの年齢も67才)。この年齢に関連した感受性の原因については明らかになっていない。マウスでの研究結果に関する最近の論文では、年齢に関連した濾胞樹状細胞機能の低下がTSEの病因を弱める可能性を示唆。委員会は宿主におけるTSEの有効な複製には適格な免疫システムが必要とされることで意見が一致。若者よりも高齢者の方が免疫力が低下していることは知られているが、ヒトの免疫システムに対する年齢の影響についてはデータが非常に少ない。委員会はこれがvCJD患者の若年齢に関する原因とするにはデータが不十分との結論に達した。 4.vCJD有病率研究の最新情報 委員会は健康保護局(HPA)が行っているvCJD罹患率研究の進捗状況について最新情報を受けた。それには全国匿名扁桃データベース(NATA)の検死データ及び虫垂に関する新しい研究が網羅。NATAはこれまで80 ,000個近くの扁桃を検査したが、陽性のものは全くなかった。幾つかの潜在的方法論を評価する死後検査で採取された脾臓に関する予備研究は2010年の初頭に開始され、これらの方法論の効果についての報告は2010年6月に行われる予定。免疫組織化学的検査による30 ,000個の虫垂に関する新たな研究も2010年の初頭に開始予定。SEACは進捗状況に留意し、脾臓の研究では約50 ,000サンプルを検査する必要があると論評。 5. 肥料におけるカテゴリー3動物由来製品 2005年における作業を基に、DEFRAはカテゴリー3動物由来製品の施肥後に非牧草地の土壌で起こりうる潜在的感染性の定量的評価の本格的なリスク評価を委託。委員会は、リスク評価で使用された方法論が科学的には有効であるが、実験データ不足のためあまりにも多くの最悪事態の想定が行われており、さらに、幾つかのある一時的な側面について異なる取組みがされており、また規制の欠陥の可能性について十分に考慮されなかったとの印象を受けた。 6. SEACの今後の運営 委員会は今後の運営と閣僚達がより迅速に答申を受けられるように意思決定プロセスの合理化について討議。特に、将来には作業を対面型会議よりも通信で対応する提案に関し検討。委員会は一部の作業についてはE-mailでさらに効率的に遂行出来ることを認めた。議事運営についても一年の時期を定めた計画を立てる必要がある。また、意志決定プロセスが透明となり、公開審査が可能となるように議事録の概略を作成、SEACのホームページに掲載されるべき。しかし、やはり1年に2~3回位は会合を開くことを目標とすることが重要。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC) |
| 情報源(報道) | 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC) |
| URL | http://www.seac.gov.uk/pdf/seac103_summary.pdf |
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