食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03040900149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、EU域内の養豚場におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)保菌率に係るベースライン調査の解析に関する科学的報告書「Part A: MRSAの推定保菌率」を公表 |
資料日付 | 2009年11月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は11月24日、2008年のEU域内の養豚場におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の保菌率に係るベースライン調査の解析に関する科学的報告書「Part A: MRSAの推定保菌率」(2009年11月13日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 MRSA系統ST398(MRSA ST398)は、豚に職業的に直接、あるいは間接的に接触した人の感染要因として最近知られるようになった。MRSA ST398はヒトの地域感染の結果として病院に持ち込まれることがしばしば起きている。2008年、EU域内での養豚場におけるMRSA及びMRSA ST398の陽性率を把握するための予備調査が行なわれた。 EU加盟24ヶ国と非加盟2ヶ国の繁殖農場(繁殖雌豚を飼育し子豚を出荷する)1 ,421ヶ所、生産農場(繁殖雌豚が生産した子豚を肥育し出荷する)3 ,176ヶ所が当該調査に参加した。加盟国17ヶ国の繁殖及び生産農場からはMRSAがよく検出されたが、加盟7ヶ国の養豚場からMRSAは検出されなかった。MRSAは繁殖農場よりも生産農場からより多く検出された。EU加盟24ヶ国での養豚場のMRSA保菌率は22.8%であった。MRSA ST398はEUの養豚場から同定されたMRSA系統の大多数を占め、MRSA分離株の92.5%であった。 EUにおける繁殖農場のMRSA陽性の割合は14.0%、加盟国における繁殖農場のMRSA陽性の割合は0~46.0%であった。一方、生産農場のMRSA陽性の割合は26.9%、加盟国における生産農場のMRSA陽性の割合は0~51.2%であった。 ヒトにみられる非ST398 MRSA株も養豚場から検出された。食料生産動物種におけるMRSAのモニタリング、並びに豚から検出された非ST398 MRSAのヒトへの健康影響に関する調査が奨励される。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.25/2009 (2009.12.02) P.7-8 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200925.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Report/1376.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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