食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03020460188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、コート・ドール県及びドルドーニュ県で発生した牛結核病に関するリスク評価について暫定意見書を提出
資料日付 2009年10月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、コート・ドール県(フランス中東部)及びドルドーニュ県(フランス南西部)の牛結核病に関するリスク評価について食品総局(DGAL)から諮問を受けて2009年10月1月付けで暫定意見書を提出した。
 コート・ドール県及びドルドーニュ県特定の結核病問題に関し、感染牛群の全殺処分に代わり一部殺処分にする特例プロトコルを適用することに関する諮問である。本件に関しては既に2度意見書を提出しており、今回は既に提出した意見書を補足するものである。
 DGALはAFSSAに諮問すると同時に、コート・ドール県の状況報告作成のため現地調査作業部会を任命した。よって、AFSSAはこの作業部会の結果報告がでるまで答申を延期することとし、本意見書では洗浄と消毒プロセスに関する下記の二つの問題に限って検討するものとした。
質問1:「一部殺処分の場合に洗浄殺菌のための畜舎休止期は必須か? 一部殺処分は感染が軽度な動物群(感染確認が1頭のみ)にのみ適用されることから、全殺処分に適用される休止期間よりも柔軟な適用は可能か」
回答1:一部殺処分は軽度の感染群にのみ適用されるものなので、AFSSAは、
・畜舎については、清掃・消毒作業後の畜舎休止を一律に廃止するものではないが、畜舎それぞれの特殊性や制約を考慮すると実際には全殺処分に比べて柔軟な措置がとられるのが適当であろうと思料する。
・放牧地が汚染された場合は、放牧再開まで少なくとも30日間の放牧休止期間(特に冬季において)遵守が必要と考える。
質問2:「どのような消毒薬を使用しなければならないか(他の国で使用されていて、フランスで購入できないものも含む)、及び牛結核病に感染した農場(場所、設備)の殺菌に適切な薬品濃度はどのくらいか?」
回答2:もし現行の規格に基づいて、マイコバクテリウム殺菌性が実証されている複数の承認殺菌剤から選択するとして、それらの消毒剤の中のどれが比較優位であるとするデータがない。また、細菌の種類別にターゲットを絞った現場データ(菌、薬剤、濃度など)もない。よってAFSSAは使用経験からマイコバクテリア殺菌性が実証されている有効成分(アルデヒド類、特にグルタルアルデヒド)を含む殺菌剤を使用することを推奨する。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/SANT2009sa0109.pdf
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