食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03010620216
タイトル ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)、非定型スクレイピーに関するファクトシートを公表
資料日付 2009年10月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)は10月28日、非定型スクレイピーに関する3項目のファクトシートを公表した。
非定型スクレイピー(別称Nor 98)は、ニュージーランドにおいて2009年10月に初めて1頭のめん羊から検出された。非定型スクレイピー/Nor98は、ヒトまたは動物の健康に危害を及ぼす、或いは食品安全リスクをもたらすとはみられていない。
1. 非定型スクレイピーは自然発生する。
 非定型スクレイピー/Nor 98は、めん羊及び山羊に起こる脳の疾病である。他の諸国で200年以上も知られている普通の「スクレイピー」とは違う症状である。非定型スクレイピー/Nor 98は現在、小型反すう動物のTSE (伝達性海綿状脳症)として分類されているが、証拠からはこの疾病が動物から動物に感染せず、従って感染性のものではないことが示されている。主流の科学的見解では、非定型スクレイピーが老齢のめん羊及び山羊で自然発生する変性疾患としている。
2. めん羊肉の摂取では非定型スクレイピーに感染しない。
 感染しためん羊肉の摂取に関連した食品安全性のリスクはない。非定型スクレイピーは、欧州の12ヵ国以上で確認されている。例えば英国では、非定型スクレイピーは1980年代に数件記録されているが、英国食品基準庁は国民が食習慣を変えたりラム肉やマトン及び山羊の肉或いはこれらの動物由来製品の摂取を止める理由はないと言明している。NZFSAはこの助言に同意する。
3. ニュージーランドはスクレイピー清浄国である。
 ニュージーランドのめん羊群はスクレイピー・フリーであると国際的に認められている。ニュージーランドでは、スクレイピー(非定型スクレイピー/Nor 98とは違って)は1952年以降届出伝染病となっており、1990年からアクティブ・サーベイランスが実施されている。定型及び非定型スクレイピーはそれぞれ明確に異なる疾病であり、非定型スクレイピーの検出によりニュージーランドのスクレイピー・フリーの地位が変更することはない。
 関連情報は下記のニュージーランド農林省BiosecurityのURLから入手可能。
http://www.biosecurity.govt.nz/pests/atypicalscrapie
地域 大洋州
国・地方 ニュージーランド
情報源(公的機関) ニュージーランド食品安全機関(NZFSA)
情報源(報道) ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)
URL http://www.nzfsa.govt.nz/consumers/animal-disease-affecting-human/atypical-scrapie/
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