食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02990580188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、シャン・シュル・マルヌ市(セーヌ・エ・マルヌ県)のリゾート地区の水系のサキシトキシン汚染と健康リスクについて意見書を提出
資料日付 2009年10月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)はChamps sur Marne(パリ東方のセーヌ・エ・マルヌ県にあるシャン・シュル・マルヌ市)のリゾート地の水系がサキシトキシン(saxitoxin:STX)に汚染された状況について2009年7月9日付で意見書を提出した。概要は下記のとおり:
 2009年6月末にパリ国立自然史博物館(Museum National d’Histoire Naturelle:MNHN)のラボラトリーによってSTX汚染が検出されたことが報告された。本意見書はSTXリスク及び水浴場で水を誤飲した場合のSTXに起因する健康リスク評価を目的とする。
 MNHN は2箇所で水のSTXを計測した。サイトNo.1で4.8 ± 0.5μg STX当量/L及びサイトNo.2で6.7 ± 3.5μg STX当量/Lであった。
 サキシトキシンのマウス半数致死量(LD50)は腹腔内投与で10μg/kg/日、静脈注射で3μg/kg/日、経口投与で260μg/kg/日である(Wiberg et Stephenson
, 1960)。
 最低致死量は456μg (Tennant et al.
, 1955)。過去の症例からサキシトキシンの最小毒性量(LOAEL)を124 μgとした研究報告がある。このLOAELから体重60kg、安全係数10とすると無毒性量(NOAEL)は0.2 μg STX当量/kg体重/日となる。
 FAO/IOC/WHO専門家グループは2004年9月に最低量を2 μg/kg体重/日とし、安全係数を3としてサキシトキシンの急性参照用量(ARfD )を0.7 μg STX当量/kg体重/日としている。
 EFSAは、海産物中に含まれる海洋性生物毒素に関する2009年3月25日付意見書でヒトの麻痺性貝毒中毒症候群(PSP)に関する見直しで、文献調査で得たPSP症候群のLOAELを1.5 μg STX当量/kg体重/日とした。この値は感受性の高い個体の毒性作用閾値に近似している。EFSAはこのLOAELに安全係数3を適用して無毒性量(NOAEL)を0.5 μg STX当量/kg体重/日とした。
 入手したデータ及びAFSSA/AFSSET報告書に基づき、水浴で誤飲した場合の急性リスクに対するSTXグループの毒性最大許容濃度(MTC)については、AFSSAはEFSAのSTX急性参照用量(ARfD)の0.5μg STX当量/kg体重/日を提案する。
結論:
 現在の知見に基づけば、Champs sur Marneリゾート地区の水系の2件のSTXの分析結果から、水浴で誤飲したとしても健康リスクを引起こすほどのものではない。
 STXに汚染した淡水魚摂取による健康リスクに関するデータが無いので、AFSSAは毒性藻類が増殖した場合はChamps sur Marneリゾート地区の水系由来の魚を摂取しないよう勧告する。
 フランスにおいてSTXの検出は初めてのことなので、より詳細な調査を実施するよう勧告する。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/EAUX2009sa0180.pdf

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