食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02990540149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、牛腸管におけるBSEリスクに関する科学的意見書を公表
資料日付 2009年9月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月22日、牛腸管におけるBSEリスクに関する科学的意見書(2009年9月10日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 現在、全月齢牛の腸(十二指腸から直腸まで)は特定危険部位(SRM)のリストに記載されている。
SRM除去等の伝染性海綿状脳症(TSE)対策に関する欧州委員会(EC)の短期、中期及び長期計画をまとめた「TSEロードマップ」では、現行のSRMリストについて、高度な消費者保護を維持しつつ新たな科学的知見に基づいた改定が予見されている。EFSAは、ソーセージ製造に牛のケーシングを使用することに伴うBSEの現在のリスクを評価するようECに要請された。
2. EFSAは、(1)実験的に感染させるために牛に大量のBSE接種量を用いた場合、回腸に加え、空腸もBSE感染性を宿す可能性を示した新たな、しかし限られた科学的実験データ、並びに、(2)EU域内において回腸を除く腸で製造した牛ソーセージケーシングにおけるBSE感染負荷の定量を試みた最近の報告書に基づき、評価を行なった。当該報告書で検討された算出結果では、EU域内(2007年算出のBSE有病率に基づく)で生産された牛のケーシング(回腸を除く)からのBSE病原体の個々のヒトへの暴露量は「極めて低い」であった。
3. EU域内におけるBSE病原体のヒトへの年間総暴露量を科学パネル(BIOHAZ)が検討したところ、得られた数値は、たとえ回腸を除外しても、無視できるとみなすことはできない。当該報告書における入力された想定値のいくつかは、特に牛のケーシング生産のために算出した組織の量及び牛腸管に存在する可能性があるBSE感染性の量に関して、無視できない不確実性を有していた。
4. EFSAは、天然ソーセージケーシングに加工後の牛腸管のBSE関連リスクに関する従前の評価は有効であると結論づける。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.21/2009(2009.10.07) p9
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200921.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/biohaz_op_1317_bovine_intestines_en
,0.pdf?ssbinary=true
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