食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02970930164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、「ナノテクノロジーの視点 ヒトと環境へのリスク」と題する報告書(140ページ)を公表。 |
資料日付 | 2009年9月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 8月28日、オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)傘下のThe Risk of Nanotechnology Knowledge and Information Centre(KIR nano) は、「ナノテクノロジーの視点 ヒトと環境へのリスク(Nanotechnology in perspective.Risks to man and the environment) 」と題する報告書(140ページ)を公表し、ヒトや環境がナノ粒子への暴露を受けた場合、あり得るリスクを概観した。取り扱う対象は、医薬品、食品、日用品及び環境中に見いだされる非分解性の不溶性遊離ナノ粒子である。概要及び目次は以下の通り。 今日までに収集された科学的データを見れば、ナノ粒子への暴露に起因する有害影響は無視できない。しかし、化学物質のリスクと同じようにナノ粒子のリスクを評価するには、今以上の情報が求められる。それにもかかわらず、現在市場に出回るナノ物質含有製品は数百に達しており、近い将来のナノ物質への暴露と毒性に関する調査が必要となることは明白である。しかしながら、答えを用意すべき研究課題が数多く存在するので必要なデータを集めるには多くの年月を要するであろう。 KIR nanoは、ヒトと環境へのリスクを評価する際に重要な情報を提供すると思われる問題に、調査の照準を合わせるべきであると勧告する。これにより、ナノに関わる職業人、消費者、病人や環境といった視点に立って、リスクをコントロールしたり、リスクを抑制したりするために何から始めるかを明確にすることが出来る。厳しい規制を受けている医学への応用の分野でもたらされた情報(例えば方法論)は、医学以外の研究と応用の分野でも有用なものとなろう。医学以外の研究と応用の分野ではデータと文献に求められる要件の厳しさはそれほどではないからである。 今後数年における主要コンセプトとして、以下の事柄を挙げることができる。1)我々のナノ粒子についての知識を広げること、2)広げた知識を容易に入手できるようにして研究の重複を回避すること、3)適切なリスク管理措置を執る必要がある場面を特定すること、4)如何なる研究領域でオランダがこの分野における貢献をなそうとするのか決定すること、5)研究開発を支援すること、6)政府と諸機関、科学界と商業・産業界との協調を促進すること。 目次 1 序文 2 ナノテクノロジー:用語と定義 3 ナノテクノロジーのリスク 4 医療分野用途 5 食品分野 6 日用品 7 製造時及び使用時の衛生と安全性 8 環境:リスクと持続可能な使用 9 考察と結論:ナノテクノロジーのリスク展望 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No. 19/2009 (2009.09.09) http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200919.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/601785003.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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